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社員リレー・エッセイ 原口 尭光 (営業部)

「春の楽しみ」

 皆さま、こんにちは! 入社5年目営業部の原口です。オフィスから見える公園の新緑がまぶしい今日この頃。改めて、自己紹介を兼ねてこの季節に飲みたいワインのお話をしたいと思います。
 この季節になると到着の待ち遠しいワインがあります。それはフランス、サヴォワ地方の春の訪れを告げる風物詩。伝統的ロゼ・スパークリングのビュジェ・セルドンです。
 明るく鮮やかなロゼ色。きめの細やかなクリーミーな泡。澄んだサヴォワの空気を思わせる小気味よい酸、果実本来の甘やかな余韻が心地よく、口に含むと自然と肩の力が抜けていきます。愛らしい外見の中にどこか素朴で手仕事の暖かな魅力を携えた、穏やかな春から初夏の昼下がりにぴったりの1本です。あぁ、想像するだけで頬が緩んでしまいます。
 初めてビュジェ・セルドンを飲んだ時、味わいはもちろん、なんて楽しくて素敵なワインだろうと驚いたことを今でも覚えています。当時はラシーヌ入社前で、それまでただ漫然と飲んでいたワインを教科書片手に意識的に飲みだした頃のことです。
 『ちょっと甘口だけど、試してみない?』
 そんな頭でっかちになっていた自分を見透かされていたのか、当時よくお世話になっていたワインショップの方におすすめしていただきました。早速、角打ちで一口飲むと、思わずにんまりと二人で目を合わせました。知識や情報も必要ですが、目の前のワインに向き合うこと、楽しむことを教えていただきました。それ以来、ビュジェ・セルドンの到着は、私の春の楽しみです。
 ラシーヌでは【ラファエル・バルトゥッチ】と【アラン・ルナルダ=ファッシュ】の二生産者のビュジェ・セルドンを取り扱っております。皆様がこのエッセイを読まれている頃、今年の彼らのワインがリリースとなります。コロナ禍、そして予断を許さない世界情勢。これまでの日常が当たり前ではなくなった今日。今年も変わらずに彼らのワインを皆様にお届けできることが嬉しく、そして有難く思います。この場をお借りして、酒販店様、飲食店様、ワインの流通に携わる方々に感謝をお伝えしたいです。ワインを取り巻くサイクルの中に身を置けることを幸せに思うと同時に、ワインを通して皆様に豊かな時間をご提供出来るよう精進して参ります。
 彼らのワインを見かけたら、ぜひ召し上がってください。一口飲めば、きっと微笑まずにはいられないはず。


 
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