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社員リレー・エッセイ 佐藤 真穂 (営業部)

「ベース・基礎とは」

 みなさん、初めまして。今年6月に入社しました、佐藤真穂と申します。新卒から航空業界で働いておりましたが、「ワインが好き」という素直な気持ちからワイン業界に転職致しました。「何故ラシーヌに?」と聞いて下さることが多いですが、この文章の中で少しお話ししたいと思います。

 新卒で入社した航空業界は「特殊な業界」と言われることが多々ありますが、私が就いていた客室乗務職もその一つ。新入社員はまず、2か月間地上で毎日がテスト三昧の訓練期間があり、合格するとやっと飛行機に乗りフライトでの訓練です。また毎年資格維持の試験が3日間あり、落ちてしまうと、、、と言ったように、毎日毎年いかなる時もベース、基礎を忘れないようなトレーニング体制の下、日々フライトをしておりました。
 そのような会社で丸5年間働いた後の次の会社がラシーヌ。土日休み、社員数も少なくアットホーム、何しろ毎日ワインと触れ合える、これまでの航空業界とは真逆ともいえる環境です。入社時から8月までは業務管理部、9月からは営業部に配属しておりますが、弊社でも日々やはり「ベース」造りに励んでおります。客室乗務職の際にソムリエ資格を習得したものの、もちろん先輩社員の方々に比べると私の知識はブドウ一粒にも満たないくらいです。

 そのような私ですが、ラシーヌに入社したいと思った一つの理由は、初めてのワイン業界だからこそ、「優れたワインとは」「ワインビジネスとは」「ワインインポーターの使命とは」といったベースとなる基礎をしっかり学びたい思いが強く、優れたワインを長い間発掘し日本に紹介し続けている先駆者的存在である合田と塚原の、芯の通った信念と深い情熱に惹かれたからです。
 入社以前からもちろんワインは大好きでしたが、所謂「ナチュラルワイン」といったものはあまり飲んだことがなく、クラシックなスタイルのワインが好みでした。また「ラシーヌ=ナチュラルワインのインポーター」というイメージがあるというお声も耳にしますが、入社してからより一層「ラシーヌ=ナチュラルワインのインポーターではない」と感じております。ではどのようなインポーターなのか、、、まだ入社後半年ですので今回はコメントを控えますが、自分の言葉ではっきりお伝えできるよう日々ベースを学び、「ラシーヌの社員」と胸を張って言えるよう精進していきたいと思います。 

 また私は横浜生まれ(実際はカナダ・トロントで生まれましたが、生まれてすぐ帰国したので、生まれも横浜ということにしております)、横浜育ち、生粋のハマっ子であり、横浜という街や環境も私のベースです。大学は三鷹方面にあったにも関わらず、横浜から離れたくない一心で往復約4時間かけて通っておりました。そのおかげで横浜のお店や街などにはそれなりに詳しくなれたと自負しております。もしお会いする機会を頂けましたら、「横浜」というキーワードを出して下さると幸いです。 

 早いもので、2022年も最後の1か月となりました。これまでシフト勤務だったこともあり、12月のクリスマスや年末などの楽しいイベント行事が待ち遠しい私にとっては「シャンパーニュで乾杯!」と言いたいところですが、入荷本数が少ない昨今。ワインのアドベントカレンダーがあればいいなとも思いますが、「何飲もうかな」とゆっくり考え素敵なワインを見つけたいと思います。皆様も素敵な年末年始をお過ごし下さい。

 さて、2023年最初のエッセイは、同じ大学出身の先輩である、輸入部の北嶋さんにバトンを回したいと思います。私の大学は規模が小さく、まさか社員数が現在17人の弊社で同じ大学出身の方に出会えるとは思っておりませんでした。ドイツワインのプロフェッショナル「北嶋さん節」にどうぞご期待下さいませ。北嶋先輩、重いバトンになってしまいましたが、よろしくお願いします!

 
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