社員リレー・エッセイ 亀井 亜里紗 (業務管理部)
「ラシーヌに入社して」
はじめまして、今年5月に入社した業務管理部の亀井です。実は入社前、この社員エッセイが好きで何度も読んでいました。実際にラシーヌで働いている方々の、ワインとの出会いや好きなことなど色々なエピソードを読みながら、「こんな方々と一緒に仕事をするんだな」、と入社前から想像を膨らませていました。
そして、社員エッセイの自分の番が回ってくる頃には、私にもワインにまつわる素敵なエピソードができているかもしれない!と思っていましたが、予想より早くバトンが回ってきてしまいました。まだまだ(そしていつまでも)私にとってワインは勉強の対象なのですが、今回は入社してから面白いな、と感じたラシーヌのあれこれをお話しします。あくまで入社半年の新入社員の見解ですけれども。
「個性的な先輩方」
長年ラシーヌとお付き合いのある方なら私よりもご存じだと思いますが、まずなんと言ってもここで働く皆さんは本当に個性豊かだなと感じます。同じ会社に勤める人間というと、どこか似たようなタイプが集まるのが当たり前だと思っていましたが、ラシーヌの先輩方は過去の経歴を見ても仕事のスタイルを見ても、本当に多様です。もちろんワインに対する熱い想いは、全員の共通点ですが。
私の所属する業務管理部の先輩方も、毎日決まった仕事をこなしている、というよりは、個々の経験や得意分野をいかして、広報、倉庫との連携、経理、採用、翻訳などなど多岐にわたる業務に臨機応変にあたっています。属している部署にとらわれず、それぞれが自分で考え、ラシーヌのワインを良い状態でもって、届けるべき人のもとへ届けられるよう、日々切磋琢磨しているのです。
豊かな個性を持つワインを扱う者として、自分たちも負けずに個性をいかしながら力を発揮できる、ということが強みなのではないかと感じています。
「美食家が集う癒しのキッチン」
会社には、広いキッチンスペースがあります。ここは本来、お客様をもてなす準備の場として設けられたと聞いていますが、皆さん自分用のお昼の支度をしたり、お茶やコーヒーを入れたりしながら会話し、仕事の合間に息抜きをしています。その意味でキッチンスペースは、社員のオアシス的な場所といってもいいかもしれません。
ここで繰り広げられる会話は、多少のゴシップを除けば、食べ物やワイン談義が中心になっています。職業柄当然といえばそうなのですが、本当にグルメな方ばかりです。週末に行ったレストランの話、気になっている飲食店の話、自分で作った食事の話などなど、通るたびにおいしそうな話題が聞こえてきます。時には会話だけにとどまらず、実際に採れたてのお野菜や手作りのおやつなどのお裾分けをいただく機会もあり、いつも恩恵に与っています。
自分は食べることもお酒を飲むことも好きな方だと思っていましたが、入社してから、私の情熱なんて足元にも及ばないほどの皆さんの飲食へのこだわりに驚かされています。おかげで私の「行ってみたい飲食店リスト」は更新され続け、まったく行動が追いつきません。
何はともあれ、デスクを抜け出し(?)リラックスしながら自由に意見を交わすことができる場所、発想の源として、このキッチンは重要な役割を担ってくれているように思います。
と、入社以来まだまだ新鮮なことばかりですが、毎日刺激的な環境で素晴らしいワインに囲まれて仕事ができることをとても嬉しく思っています。とにかく早く、ワインのお仕事の先輩である皆さま方のお役に立てるように、日々精進していくつもりです。これからどうぞよろしくお願いします。
それでは次は同時期に入社した、営業部の佐藤真穂さんにバトンを渡します。同い年の同期に恵まれ、とても心強いです。佐藤さん、お願いしまーす!
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