José Michel & Fils
ジョゼ・ミシェル・エ・フィス
造り手: |
Antonin Michel アントナン・ミシェル |
国・地域: |
Moussy フランス / シャンパーニュ / コトー・シュッド・デペルネ / ムッスィ |
主要な使用品種: |
ピノ・ムニエ(Pinot Meunier) シャルドネ (Chardonnay) ピノ・ノワール (Pinot Noir) |
ホームページ: | https://www.instagram.com/champagnejosemichel/ |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
ジョゼ・ミシェル・エ・フィスについて
ミシェル家はムッスィ村に4haの畑を1847年から所有し、1912年に自社瓶詰めを開始した。1955年からジョゼ・ミシェル氏がメゾンの責任者となり、ピノ・ムニエにそなわる偉大な価値を世に知らしめたことは特筆すべきことである。2019年に惜しまれながらジョゼさんは他界したが、60年を越えるシャンパーニュ造りの知見を盤石の土台として踏まえる彼の諸作は、まさに匠の技そのものである。ジョゼ作の最終ヴィンテッジとなった2019年は、彼の孫であるアントナンとともに醸造を行い、現在は引き続きアントナンがメゾンの運営とシャンパーニュの醸造を担っている。同世代の造り手たちとも親交の広いアントナンは、ビオロジック栽培への転換を進めており、畑とセラーの両方でより高いレベルの仕事が期待される。
コトー・シュッド・デペルネについて
コトー・シュッド・デペルネはサブリージョン名ではなく、1996年に地域振興と同地域のシャンパーニュの認知拡大を目的に設立された生産者協会の名前。エペルネの街の南にある13の村により設立され、原産地呼称制度により定められた名称ではない。
シャンパーニュについて
パリの北東約150km、北緯49~50度で、近年のイギリスなどの例外的な地域を除くブドウ栽培の北限とされる寒冷な地方。年間平均気温約10.5℃。約32,900haにおよぶAOC圏は319の村、240,000の区画にまたがり、栽培農家は約19,000軒。自社瓶詰め生産者も約2,000に達するが、全生産量の約3/4は、モエ・エ・シャンドンなど大手6社が占める。地質的には中生代白亜紀後期の白亜質石灰、およびジュラ紀キメリジアン階の泥灰岩、石灰岩が中心となる。1600年代末までは非発泡ワインの産地で、現在の瓶内二次発酵、およびデゴルジュマンを経る通称“シャンパーニュ方式”での製法を発見・定着させたのは19世紀、ヴーヴ・クリコの功績である。よく俗説に出るドン・ペリニオンは、実際は存命時の17世紀には邪魔ものとされた泡を、いかに抑制するかに腐心したとされている。またこの地は、寒冷地ながら、ブルゴーニュよりさらに多い10.4t/haもの法定上限収量が認められている。