Les Cailloux du Paradis
レ・カイユ・デュ・パラディ
造り手: |
Claude & Etienne Courtois クロード & エティエンヌ・クルトワ |
国・地域: |
Soings en Sologne フランス / ロワール / ソワン・オン・ソローニュ |
主要な使用品種: |
コ(cot) ソーヴィニョン・ブラン(Sauvignon Blanc) ロモランタン(Romorantin) ピノ・ノワール (Pinot Noir) |
ホームページ: | https://www.lescaillouxduparadis.fr/ |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
レ・カイユ・デュ・パラディについて
レ・カイユ・デュ・パラディは1995年、クロード・クルトワがソローニュの地で創業し、初期ヴァン・ナチュールの礎を築いた生産者といえる。「農夫であり続けること」を信条に、環境の調和を第一に畑を耕し、18haの敷地のうち2025年現在6haをブドウ畑とし、多様な品種を植え広げてきた。その象徴が、多品種ブレンドで仕立てられる「ラシーヌ・ルージュ」である。2010年頃から三男エティエンヌが醸造に参加し、2012年には初の単独キュヴェ「イコネ」を手がけた。以後、彼にワイナリーの運営が少しずつ委ねられ、クロードは2019年のラシーヌ・ルージュを最後に第一線を退き、小規模な単一品種キュヴェを造る一方で、エティエンヌが栽培・醸造の中心を担っている。父の精神と実践を受け継ぎつつ、新しい世代の視点を織り交ぜることで、ワイナリーは新たな段階へと歩みを進めている。
ロワールについて
大西洋岸に注ぐフランス最長の河(1,000km)の両岸に続く産地。「フランスの庭園」と呼ばれ、河沿いにかつての王侯貴族の壮麗な古城が多数点在する景観は、世界遺産にも登録されている。この地方はブドウ栽培の北限に近く、ワインは比較的酸が高い。ワインの名称と、それに含まれるワインの関係はかなり込み入っており、例えばソーミュール、アンジュなどの呼称は赤、白、ロゼのどれにも適応され、同じ呼称の中でブドウの品種も甘さの度合いも様々であることが、消費者を戸惑わせることが多い。ともあれ「このエリアはフランスで最も多様で、かつ軽んじられてきた産地。軽く、爽快で、はっきりとした酸味を持ち、昔から魅力的と言われているエリアなのに、現代のワイン消費者は、重さと強さに取り憑かれているため、ロワールは、正当な評価を受けていない」とジャンシス・ロビンソンは喝破する。ロワール河河口から上流に向かって、ペイ・ナンテ地区、アンジュー・ソーミュール地区、トゥーレーヌ地区、ロワール上流地区の、大きく4つのエリアに区分される。