Domaine Dandelion
ドメーヌ・ダンドリオン
| 造り手: |
Christian Knott クリスチャン・ノット |
| 国・地域: |
Hautes-Côte de Beaune フランス / ブルゴーニュ / オート・コート・ド・ボーヌ |
| 主要な使用品種: |
アリゴテ(Aligoté) ピノ・ノワール (Pinot Noir) |
| ホームページ: | https://www.instagram.com/domaine.dandelion/ |
| ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
| 取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
ドメーヌ・ダンドリオンについて
ドメーヌ・ダンデリオンは、2016年にオート=コート・ド・ボーヌのムロワジー村で設立されたワイナリーである。醸造を行うクリスチャン・ノットは出身地オーストラリアのアデレード大学で栽培・醸造を学び、バス・フィリップなどを経てシャンドン・ド・ブリアイユで10年間セラーマスターを務めた経歴を持つ。現在管理する4haの畑は粘土石灰質に貝殻化石を含む土壌で、ピノ・ノワール、ガメ、アリゴテなどを栽培する。全房発酵を経て、終盤に除梗してさらに1週間マセレーションを行う独自の手法を採用し、醸造中、瓶詰時ともに添加物はない。過剰な酸化のリスクを避けるため意図的に還元的な状態で瓶詰めするため、瓶熟成期間や抜栓後に香りや味わいが開くまで、やや時間がかかるがグラス内での変化を楽しんでほしい。
オート・コート・ド・ボーヌについて
コート・ド・ボーヌの丘の、西側の後背地にあたり、少し高地となる標高280~450m間に広がるエリア。日照に恵まれる渓谷の南または西向き斜面を中心にブドウ栽培が行われるため、赤とロゼで約673ha,白で約131haの限られた栽培面積となる。土壌は、特にエリア南部では石灰粘土質。一部はバジョシアン期の崖の崩落による石灰岩に覆われた畑もある。(コート・ド・ボーヌ圏から生まれるコート・ド・ボーヌ=ヴィラージュ、コート・ド・ボーヌ等のアペラシオンとは、畑の場所が別となることに注意)。19世紀の文豪アレクサンドル・デュマは「オート・コート・ド・ボーヌの谷ほど、心に刻まれる風景が広がる地は他にない」と記している。このエリアも、近年の温暖化が追い風となり、優良生産者のワインには、価格に対する品質の卓越性に注目が高まっている。
ブルゴーニュについて
北端のシャブリとその周縁、偉大なグランクリュの数々を含むコート・ドール、その南に続くコート・シャロネーズ、マコネ、ボジョレまでを含む地域の総称。大規模農園が多いボルドーと異なり、ここでは農園は相続を繰り返すごとに細分化され、農家の畑の平均は約6ha。通常一つのアペラシオン名を有する区画が多くの生産者に分割所有され、その最たる例のクロ・ヴージョは約50haが90の農家に分割所有される。ラ・ターシュなどのように一つのクリュの一生産者単独所有(モノポール)は稀有な例外である。それゆえ同じアペラシオンのワインでさえ、生産者によって「悲惨な代物から、素晴らしい逸品まで」と言われるほど品質のバラツキ、不確実性が顕著。ワインの生産形態も三つに大分され、1.ネゴシアン(買いブドウ/ワイン)を集めてブレンド。2.ネゴシアン自社畑栽培・自社醸造。3.ドメーヌ(農家の自社栽培・醸造がある)。なかには、まさに魂をゆさぶる、人知を越えた名品があるとさえ思わされるが、それにたどり着くのは至難である。







