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Frascole
フラスコレ

造り手: Enrico & Cosimo Lippi
エンリコ&コジモ・リッピ
国・地域: Chianti Rufina
イタリア / トスカーナ / キアンティ / キアンティ・ルーフィナ
主要な使用品種: マルヴァジーア(Malvasia)
コロリーノ(Colorino)
サンジョヴェーゼ (Sangiovese)
トレッビアーノ (Trebbiano)
ホームページ: https://frascole.it/
ワイナリー詳細: ダウンロード(PDF)
取扱いワイン詳細: ダウンロード(PDF)
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フラスコレについて

フラスコレは、フィレンツェ近郊キアンティ・ルフィナに位置する総面積80haの農園である。中世の建物を活用したセラーや民宿、ローマ時代・エトルリア時代の遺構が残るこの地で、1992年にエンリコ・リッピがワイナリーを継承。90年代からフェデリコ・スタデリーニのコンサルタントを受け、1999年にはバイオロジック認証を取得。2023年からは息子のコジモと共に親子二代で運営されている。キアンティ・ルフィナは標高300〜500mに広がり、アペニン山脈からの冷気により昼夜の寒暖差が大きく、酸のある引き締まった果実に育つとされるエリアだ。収穫は手作業で行われ、セメントタンクでの発酵後、長期間澱と接触させることで厚みと丸みを引き出す。熟成はセメントや木樽をスタイルに応じて使い分け、トップキュヴェ「ヴィーニャ・アッラ・ステーレ」は最大4年、ヴィンサントは9年の樽熟成を経てリリースされる。

キアンティについて

15世紀以来「キアンティ」という地名は北はフィレンツェから南はシエナまでの広大な地域を指す。標高800mまでの丘陵があるが、ワイン造りは250~500m前後の高度が中心。最初にキアンティの境界を定めたのは、1716年トスカーナ大公・コジモ3世。1932年に、広がり続けるキアンティの呼称に対抗し、9村・計7万haが“伝統的”区域としてクラッシコの呼称を得、その際の境界は現在も不動。キアンティ・クラッシコは長らく白ブドウのブレンドが必須だったが、サンジョヴェーゼ100%の認可は1996年以降。2000年には国際品種のブレンド率を20%まで引き上げた(DOCG初年の1984年は10%)。現在、生産者は約350社。この「キアンティ・クラッシコ」の周辺に広がる形でDOCGキアンティとして、ルフィナ、コッリ・セネージなど7つの地域が認定されている。この地域でも生産者の力量しだいで、高名なクラッシコに勝るとも劣らないワインも生まれている。

トスカーナについて

サンジョヴェーゼ品種の最重要生産地であり、その王国。20世紀末の短期間、主に伝統産地外の沿岸部などで、ボルドー品種とバリック新樽を用いた濃厚なワインが“スーパー・タスカン”と称され、世界を席巻したが、近年はよりピュアにサンジョヴェーゼの美点を追求する生産者に再び注目が集まっている。ただし区分したいのは“スーパー・タスカン”の中でもかつては主にキアンティ・クラッシコDOCG法外だった100%サンジョヴェーゼを敢行したゆえのワインたち。それらの生産者の中には、サンジョヴェーゼ100%がDOCG法認可された後も、IGTにとどまり偉大な深みを持つワインを生み続ける生産者が少なくなく、同じ“スーパー・タスカン”の中でもボルドー品種主体のものとは区別して把握・評価するべきだろう。また、この州の人々は歴史的に進取の気性に富み、常に探求と挑戦と共にワイン造りも変化する。その様子を、ヒュー・ジョンソンは「旧世界の中の新世界」とさえ評している。

   
 

取扱いワイン

Chianti Rufina
キアンティ・ルーフィナ

Chianti Rufina Riserva - Frascole Riserva
キアンティ・ルーフィナ・リゼルヴァ フラスコーレ・リゼルヴァ

Chianti Rufina Riserva - Vigna alla Stele
キアンティ・ルーフィナ・リゼルヴァ ヴィーニャ・アッラ・ステーレ

IGT Toscana Bianco - In Albis
トスカーナ・ビアンコ イン・アルビス

Vin Santo di Frascole
ヴィン・サント・ディ・フラスコーレ

       
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