Fattoria Nannì
ファットリア・ナンニ
造り手: |
Roberto Cantori ロベルト・カントーリ |
国・地域: |
Macerata イタリア / マルケ / マチェラータ |
主要な使用品種: |
ヴェルディッキオ(Verdicchio) |
ホームページ: | https://www.fattoriananni.it/ |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
ファットリア・ナンニについて
ファットリア・ナンニは、マルケ州アピーロのアルジッチ地区にあるワイナリーだ。ナンニとは1967年にこの地にを植えたジョヴァンニ・ピエルシジッリの愛称に由来。2016年に畑を購入した、現オーナーのロベルトはジョヴァンニとは会ったことがなかったが、収量の多くなく、栽培も難しいこの地にヴェルディッキオを植えたジョヴァンニへと敬意を表し、ワイナリー名とした。ジョヴァンニの植えた畑を含め合計8.8ha、5つの畑を所有しておりバイロジック栽培で畑を管理している。これらの畑はいずれも標高400m前後の丘陵地にあり、気候は冷涼、土壌は主に粘土質・砂質・砂岩由来の岩盤を含む。セラーでは低温管理のもと野生酵母で発酵後、マロラクティック醗酵をせずに澱と共に熟成。キュヴェ・アルジッチは3〜6ヶ月、キュヴェ・オリジニは18〜24ヶ月を目安に、それぞれの熟成期間を経て瓶詰される。
マルケについて
イタリア半島中央部東側、アドリア海沿岸に広がるマルケ州。西端はトスカーナとも州境を接する。作曲家ロッシーニはこの州のペサロ出身。1860年に統一されるまで、マルケはローマ教皇の支配下にある小自治区の集まりだった。現在は「過去20年、明らかにイタリアを代表する土着品種として君臨し、良質な白ワインを生み出し続けてきたヴェルデッキオ造りで最も重要な州」(M.W.ニコラス・ベルフレージ)。「素晴らしいシャルドネが世界の多くの地域で生まれるのに対し、素晴らしいヴェルデッキオはここでしか生まれない」とまで、ベルフレージは語る。赤の重要DOCは、1968年認定のロッソ・ピチェーノ。基本的にはモンテプルチアーノ35~70%、サンジョヴェーゼ30~50%、その他15%までのブレンドだが、品種表示の場合はその品種85%以上が義務づけられる。