Champagne Parmantier Frère et Sœur
シャンパーニュ・パルマンティエ フレール・エ・スール
| 造り手: |
Célia & Stéphane Parmantier セリア&ステファン・パルマンティエ |
| 国・地域: |
Chamery フランス / シャンパーニュ / モンターニュ・ド・ランス / シャムリー |
| 主要な使用品種: |
シャルドネ (Chardonnay) ピノ・ノワール (Pinot Noir) |
| ホームページ: | https://www.champagneparmantierfrereetsoeur.com/ |
| ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
| 取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
シャンパーニュ・パルマンティエ フレール・エ・スールについて
シャンパーニュ・パルマンティエは1683年から続くブドウ農家で、2016年に兄妹のステファンとセリアが引き継ぎ、栽培から瓶詰まで一貫して行うようになった。ステファンは当初ワインに関心がなかったが、バイオダイナミック農法のブドウに出会い、その世界に魅了された。祖父の実験的な精神を受け継ぎ、翌年の果汁をリキュール・ド・ティラージュに使うなど、失敗を恐れずに挑戦を続ける。畑はモンターニュ・ド・ランスのシャムリー村とメルフィー村にあり、デメター認証を取得。アグロフォレストリーの思想に基づき、果樹や樹木を畑に植え、鶏や羊を放ち、生態系の循環を取り戻す農法を実践している。セラーは重力を活かすための三層構造で、添加物を使わず自然酵母で発酵。デゴルジュマンは“果実の日”にア・ラ・ヴォレで行う。自然を支配せず寄り添う姿勢のもと、毎年所有10haの畑のうち2haからのみシャンパーニュを生産する。
モンターニュ・ド・ランスについて
シャンパーニュの中心都市ランスの、主に南側の丘陵地帯に広がるエリア。「モンターニュ」は山の意味だが、最も標高の高い場所でも海抜300m以下。土壌は白亜の石灰質土壌、およびマグネシウム豊富な褐色石灰岩が中心。シャンパーニュ地方で最も多い、9つのグラン・クリュ格の村を擁し、なかでもアンボネイとブジィは南向き斜面が中心で、豊満なピノ・ノワールの産地とされる。一方、ヴェルズネイ、ヴェルジー、マイイ・シャンパーニュなどのグラン・クリュは北向き斜面も多く、酸が多く洗練されたピノ・ノワールを生むとされる。いずれの斜面も、起伏は基本的にはなだらかで、平地に近い土地も多い。プルミエ・クリュも22地区を擁する。
シャンパーニュについて
パリの北東約150km、北緯49~50度で、近年のイギリスなどの例外的な地域を除くブドウ栽培の北限とされる寒冷な地方。年間平均気温約10.5℃。約32,900haにおよぶAOC圏は319の村、240,000の区画にまたがり、栽培農家は約19,000軒。自社瓶詰め生産者も約2,000に達するが、全生産量の約3/4は、モエ・エ・シャンドンなど大手6社が占める。地質的には中生代白亜紀後期の白亜質石灰、およびジュラ紀キメリジアン階の泥灰岩、石灰岩が中心となる。1600年代末までは非発泡ワインの産地で、現在の瓶内二次発酵、およびデゴルジュマンを経る通称“シャンパーニュ方式”での製法を発見・定着させたのは19世紀、ヴーヴ・クリコの功績である。よく俗説に出るドン・ペリニオンは、実際は存命時の17世紀には邪魔ものとされた泡を、いかに抑制するかに腐心したとされている。またこの地は、寒冷地ながら、ブルゴーニュよりさらに多い10.4t/haもの法定上限収量が認められている。










