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Vale da Capucha
ヴァレ・ダ・カプーシャ

造り手: Manuel & Pedro Marques
マヌエル&ペドロ・マルケシュ
国・地域: Torres Vedras
ポルトガル / リシュボア / トレシュ・ヴェドラシュ
主要な使用品種: トゥリガ・ナシオナル(Touriga-Nacional)
アリント(Arinto)
ゴーヴェイオ(Gouveio)
フェルナン・ピレシュ(Fernão Pires)
ホームページ: http://valedacapucha.com/
ワイナリー詳細: ダウンロード(PDF)
取扱いワイン詳細: ダウンロード(PDF)
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ヴァレ・ダ・カプーシャについて

セッラディーニャのワインとならんで、ポルトガルワインを取り扱う決め手となったのが、ペドロ・マルケシュの白ワイン。ペドロのワイン造りは、キンメリジャン土壌を活かした、気候にも土壌にも海を強く感じさせるもので、地品種を数多く栽培して特徴的な白ワインを造っている。リスボンの北に位置する、トレシュ・ヴェドラシュの地域に13haのブドウ畑を所有。2009年にワイナリーを再興するべく、兄弟でワイン造りを始め、2015年にビオ認証を取得。田舎で生まれた彼にとってブドウ畑は常に身近にあり、リスボンの農業専門学校に行くことに初めから迷いはなかった、と話す。2005年に卒業後ヨーロッパや新世界のワイナリーで働きながら、少しずつ家族の畑を植えなおし、2009年に初めて自身のワインを造った。それ以降は近所のワイナリーで働きながらのワイン造りだったが、2015年にようやく兼業を脱してフルタイムで働けるようになった。「ブルゴーニュ、ジュラ、アルザス、ロワール、そしてシュタイヤーマルクで造られるような、洗練されたワインが好きだが、白品種のスキンコンタクトといった、昔使われていた技術にも興味はある。けれど、食中酒を造ることをなによりも念頭に置いている」と、ペドロは話す。

リシュボアについて

このユーラシア大陸最西端のワイン生産地域は、「エストレマドゥーラ」とながらく呼ばれていたが、2010年にワイン生産地域が再編成されて「リシュボア」と改称され、9つのDOCに分かれている。協同組合が大規模にワインを生産する、テーブルワインの生産量も多い地域で、収穫量の多い品種が植えられやすい傾向にある。しかし内陸方面へ20㎞入れば標高300mに達し、寒暖差が大きく、絶えず風が吹き、キンメリジャンなどの粘土石灰土壌もありと、良いワインが生産される条件が整っていると言える。白品種のアリントとフェルナン・ピレシュ、赤品種のマルセラン、カシュテラン、トゥリガ・ナシオナルなど、多くの地品種が栽培されている地域で、伝統的には混植混醸されてきたが、シングルバラエティやシングル・ヴィンヤード産のワインも数多く生まれている。ポルトガルの中でも比較的雨が多い地域のため、白ワインも赤ワインも酸味と鉱物感を基調としたすっきりとした味わいのワインが造られやすく、これからも興味深い造り手の出現が期待できる地域。

ポルトガルについて

 ポルトガルは大西洋、山脈や河川により地理的に隣国スペインから隔てられ、1986年にEUに加盟するまでは政治的にも孤立していた。そのため長い間イギリス向きに出荷されてきた、ポートワインやマデイラ酒を除くと、ポルトガルワインへの関心は市場でも高いとは言えなかった。しかしそれゆえ隠れたブドウ栽培地域や地品種の古樹が数多く残り、それらの要素への関心が世界的に高まる中で、2010年代頃からダイナミックな変化が起こっている。  ポルトガルが広くない国土にもかかわらず、多様な地形と土壌、ワイン文化を持つことは、ポートワインとヴィーニョ・ヴェルデという性質が相反するまったく別種のワインが、しかも隣接する地域から生産されることからも、良くわかる。それらの下地と、海外などで経験を積んだ若い造り手たちの熱意が、現在のポルトガルワインの原動力となっていると言えるだろう。  とかく情報過多に陥りがちな現在、ポルトガルには魚介類を使った素朴な料理が多く、その料理と合わせて飲まれてきたポルトガルワインは、一般に気取った味わいを感じさせないので、難しく考えずに飲んでいただきたい。

   
 

取扱いワイン

Fossil Branco
フォッシル・ブランコ

Torres Vedras Branco
トレシュ・ヴェドラシュ・ブランコ

Arinto
アリント

"Poço do Gado" Gouveio
ポッソ・ド・ガード ゴーヴェイオ

"Cedro" Alvarão
セードロ アルヴァラォン

Fossil Tinto
フォッシル・ティント

Palhete
パリェーテ

       
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