Tenute Guardasole
テヌーテ・グアルダソーレ
造り手: |
Marco Bui マルコ・ブーイ |
国・地域: |
Boca / Grignasco イタリア / ピエモンテ / アルト・ピエモンテ / ボーカ / グリニャスコ |
主要な使用品種: |
ドルチェット(Dolcetto) ヴェスポリーナ(Vespolina) ネッビオーロ(Nebbiolo) |
ホームページ: | https://tenuteguardasole.it/ |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
テヌーテ・グアルダソーレについて
1950年からボーカの地に住むブーイ家ではブドウの専業農家だったことはなくワインは自家消費用として造られていただけだった。「私たちの家は決して美しく豊かだったとは言えないが、飲むものには事欠かなかった」と当主のマルコ・ブーイは振り返る。マルコは農業専門学校とマーケティングの学位を取得した後、多国籍の広告代理店で働いていたが、週末には畑へと戻っては時を過ごしていた。やがてブドウ畑にもっと時間を捧げたいと思うようになり仕事を辞め、2009年にワイナリーを立ち上げる。”伝統への現代的なアプローチ”をモットーとし、この地域で築かれてきたものをないがしろにすることなく、現代の技術をどのように活用するのかが肝要だと考え、2haという小さな生産規模も全生産工程において自身の手の届く範囲にとどめ、丁寧な仕事を感じさせるしっとりとしたテクスチャーのワインを生み出す。
アルト・ピエモンテについて
ネッビオーロを主体とする上質な赤ワインの産地として名高いアルト・ピエモンテはピエモンテ州北部の生産エリアで、2億8千年前に大噴火を起こしたとされる火山とアルプス山脈を形成した造山運動により、土壌には火山岩や火成岩を多く含む。アルプスのモンテ・ローザ(最高地点4634m)を源流とするセージア川上流域のDOCGガッティナーラ、DOCGゲンメでは多くのイタリアのワイン生産地と同様に、ローマ時代以前からブドウが栽培されてきた。モンテ・ローザからの冷風が吹き下ろすため、昼夜の寒暖差は大きくまた、イタリアでも随一の降雨量の多さでも知られる。ランゲからは100kmほど北の生産地域でその分平均気温も低く、上記の気候条件により気候変動による気温の上昇や降雨量の減少などの影響も穏やかなことからも、関心の高まっているワイン生産エリア。ちなみにミラノ・マルペンサ空港からは車で一時間たらずの距離である 。
ピエモンテについて
イタリア北西部、アルプス山脈の南麓で、フランスと国境を接する州。面積はシチリアに続いてイタリア第2位。ワイン生産量は7位だが、その品質、多様性、独創性についてイタリアの首座にあると自負する州。DOCGは16、DOCは42にも達する。その心臓部は、州南部のバローロとバルバレスコ以外にも多くの地域で多彩なワインを生む。その筆頭は北部で繊細なネッビオーロを生むガッティナーラとゲンメの両DOCG。南東部アスティ地方では広く知られるバルベーラ、モスカート・ビアンコのスパークリング以外にも、ドルチェットやグリニョリーノも重要品種。南部のガーヴィ/コルテーゼ・ディ・ガーヴィDOCGの優美な白も、近年は本来の輝きを取り戻している。白では、バローロの北隣、ロエーロ地区のロエーロ・アルネイスも安定した人気を確立した。さらに近年では、アスティ県周辺の高標高地区、アルタ・ランガDOCGでの瓶内二次発酵ワインの生産も活況を呈し始めている。