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Rinklin
リンクリン

造り手: Friedhelm Rinklin
フリードヘルム・リンクリン
国・地域: Eichstetten
ドイツ / バーデン / カイザーシュトゥール / アイヒシュテッテン
主要な使用品種: シュペートブルグンダー(Spätburgunder)
ミュラー・トゥルガウ (Müller-Thurgau)
ホームページ: https://rinklin-wein.de/
ワイナリー詳細: ダウンロード(PDF)
取扱いワイン詳細: ダウンロード(PDF)
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リンクリンについて

カイザーシュトゥール東部のアイヒシュテッテンにある、ブドウ畑面積7haの家族経営の醸造所。創業者のヴィルヘルム・リンクリンはバーデン地方のビオロジックの草分け的存在で、1955年、ワインだけでなく様々な農産物を造っていた複合農家だった時にビオロジックに転換し、1971年にビオロジックの農産物生産者団体ビオラントを12人の仲間達とともに創設。そして1975年にはビオロジック農産物の専門商社「リンクリン・ナトゥアコスト」社を設立。現在約250人の従業員が働いている。醸造所はヴィルヘルムの孫の一人フリードヘルムが運営し、奥さんのアンネさんは醸造所が経営する民宿を切り盛りしている。栽培品種はミュラー・トゥルガウ、シュペートブルグンダー、グラウブルグンダー、ヴァイスブルグンダー、ムスカテラー、リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、レゲントなど。収量は40~70hℓ/haで、白は全房圧搾で澄んだ果汁を得て、ステンレスタンクで大半はシャプタリゼーションをせず野生酵母により発酵する。赤はライン地方に伝統的な楕円形をしたシュトゥック樽かバリック樽で熟成する。年間生産量は約5万本、うち10~15%が日本に輸出される。

カイザーシュトゥールについて

ドイツのフライブルクとアルザスのコルマールの間に広がる、ライン川沿いの平野に孤立して聳えている、約1600~1900万年前の火山の噴火により出来た標高556mの山岳地帯。ドイツで最も温暖な場所で、ここにしか生息しないトカゲの一種や様々な蘭が生息している。最上のブドウ畑は南西部の火山性土壌が露出した一帯に集中しているが、その他の部分は氷河期に飛来した石灰質を含むレス土が10~40mの厚さに堆積している。1970年代から80年代にかけて、レス土壌の斜面を切り崩して、トラクターで作業可能な段々畑にする大規模な造成が行われたが、後に湿気や冷気が停滞しやすくなることがわかり、現在ではもとの斜面の地形に戻された畑もある。シュペートブルグンダーとミュラー・トゥルガウ、グラウブルグンダーが主に栽培されているが、対岸のアルザスの影響を受けて1970年代頃から食事にあうワインを目指す生産者が登場したり、1980年代半ばにはドイツで最初にブルゴーニュを見習いバリックを使ったシュペートブルグンダーが醸造されたりと、フランスワインから学んで来た。現在もドイツを代表するブルグンダー系品種の産地のひとつである。

バーデンについて

ドイツで三番目に広い生産地域で、9つのベライヒ(地区)に分かれているが、主要な7つのベライヒはライン川に沿って南北約300kmにわたり細長く伸びている。生産地域ファルツとライン川を挟んで対岸に位置するバーディッシェ・ベルクシュトラーセとクライヒガウ、その南のオルテナウを北バーデンとし、アルザスのオー・ラン県の対岸に位置するブライスガウ、カイザーシュトゥール、トゥニベルク、マルクグレーフラーラントを南バーデンと、大きく二つに分けることが出来る。北バーデンではリースリングとシュペートブルグンダーが盛んに栽培され、土壌もファルツやフランケンと同じ三畳紀の地層が広く分布し、その上にレス土が堆積している。一方南バーデンではシュペートブルグンダーやグラウブルグンダーなどピノ系品種の栽培が盛んで、土壌はジュラ紀の石灰質や火山性土壌の上にレス土が厚く堆積している。ライン地溝帯に沿ってブルゴーニュからの暖気が流れ込み、背後のオーデンヴァルト、シュヴァルツヴァルトの冷気とぶつかるので年間降水量がやや多い(約760~1000mm)。EUのブドウ栽培気候区分では、バーデンはドイツの中で唯一アルザス、ジュラ、サヴォワ、ロワール、シャンパーニュなどと同じB地帯に属する。

ドイツについて

ヨーロッパの伝統的ワイン生産国の中でも最も北に位置し、冷涼な気候による酸味と甘味のイメージが支配的だった。近年は温暖化の恩恵を受けてフランス系品種も毎年完熟し、若手醸造家を担い手とした辛口ワインの高品質化がめざましい。ブドウ畑は旧東独の2生産地域を除いてフランス寄りの南西部に位置し、大半がライン川とその支流に広がっている。東部に位置する産地は大陸性気候の影響で夏は暑さと乾燥が、冬は寒さが厳しいが、南西部では海洋性気候の影響を受けて春から秋に雨が降るため、水はけの良い土壌や斜面が高品質なブドウ栽培の条件のひとつとなっている。主要な土壌は約4億年前に生成した粘板岩と、それから約2億年後に生成した雑色砂岩、貝殻石灰質、コイパーから成る三畳紀のトリアスである。前者は北西寄りのラインガウからアールにかけて分布し、リースリングとピノ・ノワール(=シュペートブルグンダー)に独特の個性を与えている。後者は南部のバーデンから東部のフランケンにかけて分布し、ピノ(=ブルグンダー)系の品種とジルヴァーナーやリースリングに優れたものが多い。

   

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