Les Dolomies
レ・ドロミー
造り手: |
Celine Gormally セリーヌ・ゴルマリー |
国・地域: |
Passenans フランス / ジュラ / パッスナン |
主要な使用品種: |
サヴァニャン(Savagnin) トゥルソー(Trousseau) シャルドネ (Chardonnay) ピノ・ノワール (Pinot Noir) |
ホームページ: | http://www.les-dolomies.com/ |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
レ・ドロミーについて
園芸専門学校を卒業後、ジュラの名手ジュリアン・ラベに師事したセリーヌ・ゴルマリーが、2008年に創業したドメーヌ。初年度から全ての畑にビオディナミを適用。エコセールの認証も取得した。2010年には銘醸地シャトー・シャロンのすぐ北となるパッスナン村とフロントネ村に計3.8haに畑を拡張。所有する畑の半分以上が1939年、60年、70年植樹のシャルドネ、サヴァニャン、トゥルソーなどの古木であることが、彼女のワインの豊かな表現力の大きな鍵となっている。収量はわずか20hl/ha,亜硫酸総添加量も20mg/Lにとどめる非常に高い志も、畏敬に値する。ドメーヌ名の由来は、イタリア・南チロル地方のドロミテ山塊、およびアルザス、ジュラにも局所的に見られるドロマイト(苦灰土)に由来。彼女の畑にも豊富でサヴァニャン、プルサール、トゥルソーを理想的に生育させるという。ボルドー液の散布を減らすことも重視し、有機飼料で育つ山羊の乳を使った煎じ薬も併用する。
ジュラについて
ブルゴーニュのボーヌから約100kmほど東に位置し、スイス国境にも近いアルボワの街を中心に、南北約50kmに渡って広がる産地。ジュラとはケルト語で森を意味し、地質時代のジュラ紀(1億9960万年前~1億4550万年前)の語源でもある。しかしブルゴーニュのコート・ドールの地質構造が、中部および上部ジュラ紀石灰岩と泥灰質石灰岩から成るのに対し、ジュラは主に三畳紀および下部ジュラ紀リアス統の粘土質岩が中心で、ブルゴーニュとは異なる。ブドウはブルゴーニュ品種も栽培されるが、興味深いのは在来品種のサヴァニャン、香り高い赤を生むプルサール、強健なトルソーなど。またこの地方はヴァン・ジョーヌ(黄色ワイン)の産地としても高名。サヴァニャンを6年以上樽で寝かせ、酸膜酵母とともに熟成させたこのワインは、サヴォワ各地で造られるが、ACシャトー・シャロンは、ヴァン・ジョーヌのみの呼称となる。ワイン醸造の近代化に貢献した細菌学者パストゥールも、この地方の生まれ。