Kuenhof Peter-Pliger
クエンホフ・ピーター・プリガー
| 造り手: |
Simon & Peter Pliger シモン&ピーター・プリガー |
| 国・地域: |
Bressanone イタリア / トレンティーノ・アルト・アディジェ / ブレッサノーネ |
| 主要な使用品種: |
ゲヴュルツトラミネール(Gewurztraminer) グリューナー・ヴェルトリーナー(Grüner Veltliner) リースリング (Riesling) シルヴァネール(Sylvaner) |
| ホームページ: | https://www.kuenhof.com/en/ |
| ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
| 取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
クエンホフ・ピーター・プリガーについて
クエンホフは、南チロル地方イザルコ渓谷に位置する家族経営のワイナリーである。1990年にピーターとブリギッテ・プリガー夫妻が創業し、2025年から長男シモンが正式に当主を継いだ。標高550〜890mの急斜面にある畑は、300日を超える日照と昼夜20度の寒暖差を特徴とし、粘土質にシストや石英を多く含む土壌がワインに張りのある酸とミネラルを与える。バイオロジック栽培を行い、段々畑に整備されたブドウ畑は、急斜面ゆえに手作業も必然的に多い。栽培品種はヴェルトリーナー、シルヴァネール、ゲヴュルツトラミネール、リースリングの4種。リースリングは「カイトン」と名付けられ、この地にDOC認定をもたらした品種である。セラーはかつて馬小屋だった建物を改装したもので、自然酵母発酵、マロラクティック発酵なし、シュール・リーで5〜7か月静かに熟成。アカシア材の古樽(一部オーク材)を用い、樽香を抑えた清澄な味わいを生む。
トレンティーノ・アルト・アディジェについて
イタリア最北端の州。3,000m級の山々が連なる世界遺産ドロミテ山塊を擁し、耕作可能地は少ないながらも、数世紀にわたり人々は標高1,000mにまで達する急峻な山肌に葡萄畑を切り開いてきた。州の北側で、南チロル地方とも呼ばれるボルツァーノ自治県、南側のトレント自治県とも、オーストリア領からイタリア領に戻ったのは第一次大戦後。そのためドイツ語は今も広く使われ、人々の気質も時に「ドイツ人以上にドイツ的」で、勤勉かつ几帳面と言われる。冷涼な気候を活かし、タイトな酸とミネラルが際立つ白ワインが多くヴァイスブルグンダー(ピノ・ビアンコ)、ソーヴィニヨンなどが主要品種。シャルドネによるスパークリングも(量の面では)重要である。赤の土着品種では、非常に濃密ながらフレッシュな酸を持つラグレインが際立つ。この地方は「ヨーロッパのエリートワインと肩を並べる洗練された赤と、優美な白を生んできた」とB・アンダースンは語る。
