José Michel & Fils
ジョゼ・ミシェル・エ・フィス
造り手: |
Antonin Michel アントナン・ミシェル |
国・地域: |
Moussy フランス / シャンパーニュ / ムースィ |
主要な使用品種: |
ピノ・ムニエ(Pinot Meunier) シャルドネ (Chardonnay) ピノ・ノワール (Pinot Noir) |
ホームページ: | http://www.champagne-jose-michel.com/home/index.php |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
ジョゼ・ミシェル・エ・フィスについて
ミシェル家はエペルネ南部のムースィ村で1847年から続くブドウ農家で、自社での元詰めを始めたのは1912年のこと。1955年から5代目にあたるジョゼ・ミシェルが責任者となり、以来、伝統手法と古典原理を堅守して長命なシャンパーニュを生産してきました。レコルタン・マニュピュランの先駆者でもあり、ピノ・ムニエの価値を世に知らしめたことは、忘れてはならない彼の功績だ。2019年11月にジョゼが逝去してしまうが、同年8月に各地でのワインビジネスと造りの勉強を終え、ワイナリーへと戻ってきていた7代目のアントナン・ミシェルが、以降ワイナリーの運営と醸造を担う。隣村に住むオーレリアン・ラエルトを始め同世代のオーガニック・シャンパーニュの造り手たちとより共感を深くするアントナンは、まずはビオロジック栽培への転換に着手。受け継いだものと、自身の感性を合わせてどのようにシャンパーニュ造りをしていくのか。「祖父の残してくれたものが大きいからね。考えること、やるべきことが山ほどあるよ」とアントナン。
シャンパーニュについて
パリの北東約150km、北緯49~50度で、近年のイギリスなどの例外的な地域を除くブドウ栽培の北限とされる寒冷な地方。年間平均気温約10.5℃。約32,900haにおよぶAOC圏は319の村、240,000の区画にまたがり、栽培農家は約19,000軒。自社瓶詰め生産者も約2,000に達するが、全生産量の約3/4は、モエ・エ・シャンドンなど大手6社が占める。地質的には中生代白亜紀後期の白亜質石灰、およびジュラ紀キメリジアン階の泥灰岩、石灰岩が中心となる。1600年代末までは非発泡ワインの産地で、現在の瓶内二次発酵、およびデゴルジュマンを経る通称“シャンパン方式”での製法を発見・定着させたのは19世紀、ヴーヴ・クリコの功績である。よく俗説に出るドン・ペリニオンは、実際は存命時の17世紀には邪魔ものとされた泡を、いかに抑制するかに腐心したとされている。またこの地は、寒冷地ながら、ブルゴーニュよりさらに多い10.4t/haもの法定上限収量が認められている。