Ignaz Niedrist
イニャツ・ニードリスト
造り手: |
Ignaz Niedrist イニャツ・ニードリスト |
国・地域: |
Cornaiano イタリア / トレンティーノ・アルト・アディジェ / コルナイアーノ |
主要な使用品種: |
ソーヴィニョン・ブラン(Sauvignon Blanc) ピノ・ネーロ(Pinot Nero) シャルドネ (Chardonnay) |
ホームページ: | http://www.ignazniedrist.com/ |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
イニャツ・ニードリストについて
トレンティーノ県、アッビアーノ山周辺の標高450~600mの斜面で、徹底した低収穫を断行するワイナリー。自社瓶詰めは1989年に開始。のべ6haの自社畑に、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ビアンコ)、ソーヴィニヨン、シャルドネ、ラグレインなどを栽培する。収量は、白品種で45~50hl/ha,樹齢40年以上の古木を含むラグレインのみ60hl/ha。当主イニャッツは温かな人柄の中に、ワインにかける厳しさを感じさせる「アルト・アディジェの最重要品種の一つ」と情熱を注ぐヴァイスブルグンダーは、メンドラ山塊の粘土石灰質砂礫土壌で6000~7000本/haの密植度。上級キュヴェのベルガーは、樹齢20年以上の区画のみ使用。リンゴの繊細なヒントを重視するため、発酵熟成ともステンレスタンクのみで、MLFなし。ミネラル感、凝縮感も卓越している。アルコール度数は通常14~14.5%。より偉大なピノ・ビアンコを目指し長年、優良な古木から挿し木を取って株栽培を続ける。
トレンティーノ・アルト・アディジェについて
イタリア最北端の州。3,000m級の山々が連なる世界遺産ドロミテ山塊を擁し、耕作可能地は少ないながらも、数世紀にわたり人々は標高1,000mにまで達する急峻な山肌に葡萄畑を切り開いてきた。州の北側で、南チロル地方とも呼ばれるボルツァーノ自治県、南側のトレント自治県とも、オーストリア領からイタリア領に戻ったのは第一次大戦後。そのためドイツ語は今も広く使われ、人々の気質も時に「ドイツ人以上にドイツ的」で、勤勉かつ几帳面と言われる。冷涼な気候を活かし、タイトな酸とミネラルが際立つ白ワインが多くヴァイスブルグンダー(ピノ・ビアンコ)、ソーヴィニヨンなどが主要品種。シャルドネによるスパークリングも(量の面では)重要である。赤の土着品種では、非常に濃密ながらフレッシュな酸を持つラグレインが際立つ。この地方は「ヨーロッパのエリートワインと肩を並べる洗練された赤と、優美な白を生んできた」とB・アンダースンは語る。