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Eva Fricke
エファ・フリッケ

造り手: Eva Fricke
エファ・フリッケ
国・地域: Eltville
ドイツ / ラインガウ / エルトヴィレ
主要な使用品種: ピノ・ノワール (Pinot Noir)
リースリング (Riesling)
ホームページ: https://www.evafricke.com/
ワイナリー詳細: ダウンロード(PDF)
取扱いワイン詳細: ダウンロード(PDF)
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エファ・フリッケについて

 北ドイツのブレーメン出身。両親は医師で醸造とは縁のない家庭の出身だったが、ガイゼンハイム大学で栽培醸造を学び、南アフリカ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリアで研修。2004年からラインガウの大手醸造所で働く傍ら、自分のワインを造るという夢を持っていた。2006年にロルヒ村の老人から0.25haのリースリングの古木が育つ急斜面の畑を貸したいとの申し出を受け、友人のセラーを借りて自分のワインを造り始めた。やがて2011年に大手醸造所の醸造責任者の職を辞して、キートリッヒ村にかつて修道院だった建物のセラーを借りて独立。2015年にエルトヴィレ村に移転し、セラーの規模を拡大して試飲所も併設した。畑はロルヒ、キートリッヒ、エルトヴィレに合計約13haを所有している。栽培はビオロジックで、2018年に認証を取得。主要品種はリースリングだがジルヴァーナー、ヴァイスブルグンダー、ピノ・ノワール(シュペートブルグンダー)も少しある。ロルヒ村の急斜面の畑の土壌は粘板岩と珪岩。醸造はステンレスタンクを使って野生酵母と、ビオ認証された培養酵母で発酵する。

ラインガウについて

スイスから北上したライン川はタウヌス山地にぶつかり、ほぼ90°西へ向きを変えて、約40km先で今度はフンスリュック山地にぶつかり再び北を目指す。この間のライン川右岸に続く南向き斜面とその裾野の平野、そして州都ヴィースバーデンを挟んだマイン川河口付近の川沿いの、なだらかな斜面がラインガウである。東部(マイン川沿い)と西部(ライン川沿い)、そして斜面の上部と下部で栽培条件が異なる。東部は温暖な気候と石灰質を含む砂質や粘土質土壌により、ヴォリューミーでやわらかい酒質になる。西部は粘板岩や珪岩が増え、斜面上部は冷涼で岩石が多く繊細でエレガント、斜面下部から河岸にかけてはレス土が厚く堆積して果実味豊かといった違いがある。ブドウ栽培は8世紀には修道院の所領で行われていた。1136年に設立されたシトー派のエーバーバッハ修道院は、ピノ・ノワールをラインガウに持ち込んだという説がある。18世紀にはヨハニスベルクでリースリングが大量に植樹され、1775年以降貴腐ワインの収穫が毎年行われるようになるなど、比較的規模の大きい生産者による高品質なワインの産地だった。1980年代から90年代にかけての停滞期を経て、1999年にいちはやくブドウ畑の公式な格付けが施行された(エアステス・ゲヴェクス)。2000年代からは若手や異業種参入者が新たな息吹を吹き込んでいる。

ドイツについて

ヨーロッパの伝統的ワイン生産国の中でも最も北に位置し、冷涼な気候による酸味と甘味のイメージが支配的だった。近年は温暖化の恩恵を受けてフランス系品種も毎年完熟し、若手醸造家を担い手とした辛口ワインの高品質化がめざましい。ブドウ畑は旧東独の2生産地域を除いてフランス寄りの南西部に位置し、大半がライン川とその支流に広がっている。東部に位置する産地は大陸性気候の影響で夏は暑さと乾燥が、冬は寒さが厳しいが、南西部では海洋性気候の影響を受けて春から秋に雨が降るため、水はけの良い土壌や斜面が高品質なブドウ栽培の条件のひとつとなっている。主要な土壌は約4億年前に生成した粘板岩と、それから約2億年後に生成した雑色砂岩、貝殻石灰質、コイパーから成る三畳紀のトリアスである。前者は北西寄りのラインガウからアールにかけて分布し、リースリングとピノ・ノワール(=シュペートブルグンダー)に独特の個性を与えている。後者は南部のバーデンから東部のフランケンにかけて分布し、ピノ(=ブルグンダー)系の品種とジルヴァーナーやリースリングに優れたものが多い。

   

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