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Enderle & Moll
エンデルレ・ウント・モル

造り手: Sven Enderle & Florian Moll
スヴェン・エンデルレ&フロリアン・モル
国・地域: Münchweier
ドイツ / バーデン / オルテナウ / ミュンヒヴァイアー
主要な使用品種: ピノ・ノワール (Pinot Noir)
ピノ・グリ(Pinot Gris)
ピノ・ブラン(Pinot Blanc)
ミュラー・トゥルガウ (Müller-Thurgau)
ホームページ: https://www.enderle-moll.de/
ワイナリー詳細: ダウンロード(PDF)
取扱いワイン詳細: ダウンロード(PDF)
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エンデルレ・ウント・モルについて

フライブルクの醸造学校で知り合ったスヴェン・エンデルレとフロリアン・モルが2007年に起業した醸造所。きっかけは2006年にスヴェンが、故郷の町ミュンヒヴァイアーにある、樹齢25~40年のシュペートブルグンダーが栽培されている急斜面の畑0.3haを、地元の老人から任されたことだった。村の周囲には他にも雑色砂岩や貝殻石灰質の、素晴らしいポテンシャルの古木の畑がいくつもあったが、収穫はことごとく醸造協同組合に納められて量産ワインにされていた。きちんと畑を世話して丁寧に造れば、偉大なワインが出来るかもしれないのがスヴェンには残念でならず、持ち主と交渉して少しずつ面積を増やして現在2.2haになっている。ブントザントシュタインの樹齢は40~60年、ムシェルカルクは約70年で、バーデンに現存する最高齢のシュペートブルグンダーだという。ベーシックなシュペートブルグンダーや複数の畑の収穫を醸造する「リエゾン」も樹齢30~45年。栽培はビオロジック。ここ数年は需要に供給が追いつかず、志を同じくする友人が栽培したブドウを購入している。醸造は伝統的な手法でなるべくワインに介入せず、野生酵母で発酵後、手回し式バスケットプレスで圧搾し、ブルゴーニュの醸造所から購入したバリック樽で12~15ヵ月熟成する。手作りの高品質かつ個性的なワイン。

オルテナウについて

アルザスのバ・ラン県とライン川を挟んで対岸に位置し、ライン川から約10km離れたシュヴァルツヴァルト(「黒い森」を意味する山岳地帯)の山裾の斜面にブドウ畑が点在する。昼間はライン地溝帯の暖気が南から吹き上げ、夜はシュヴァルツヴァルトからの冷気が高地から吹き下ろす。この昼夜の寒暖差が、香り高いブドウを産するポイントだという。ブドウ畑の大半を協同組合に所属する小規模副業農家が栽培しており、高齢化とともに栽培放棄される急斜面のブドウ畑が問題となっていたが、近年はブドウ畑のポテンシャルに着目した若手醸造家やよそ者が、優れたワインを醸造して注目される例がいくつか登場している。土壌は三畳紀の雑色砂岩と貝殻石灰質の他に花崗岩と火山性の斑岩が局地的に分布し、シュペートブルグンダーとともに独特の個性を有するリースリングの伝統的産地としても知られる。

バーデンについて

ドイツで三番目に広い生産地域で、9つのベライヒ(地区)に分かれているが、主要な7つのベライヒはライン川に沿って南北約300kmにわたり細長く伸びている。生産地域ファルツとライン川を挟んで対岸に位置するバーディッシェ・ベルクシュトラーセとクライヒガウ、その南のオルテナウを北バーデンとし、アルザスのオー・ラン県の対岸に位置するブライスガウ、カイザーシュトゥール、トゥニベルク、マルクグレーフラーラントを南バーデンと、大きく二つに分けることが出来る。北バーデンではリースリングとシュペートブルグンダーが盛んに栽培され、土壌もファルツやフランケンと同じ三畳紀の地層が広く分布し、その上にレス土が堆積している。一方南バーデンではシュペートブルグンダーやグラウブルグンダーなどピノ系品種の栽培が盛んで、土壌はジュラ紀の石灰質や火山性土壌の上にレス土が厚く堆積している。ライン地溝帯に沿ってブルゴーニュからの暖気が流れ込み、背後のオーデンヴァルト、シュヴァルツヴァルトの冷気とぶつかるので年間降水量がやや多い(約760~1000mm)。EUのブドウ栽培気候区分では、バーデンはドイツの中で唯一アルザス、ジュラ、サヴォワ、ロワール、シャンパーニュなどと同じB地帯に属する。

ドイツについて

ヨーロッパの伝統的ワイン生産国の中でも最も北に位置し、冷涼な気候による酸味と甘味のイメージが支配的だった。近年は温暖化の恩恵を受けてフランス系品種も毎年完熟し、若手醸造家を担い手とした辛口ワインの高品質化がめざましい。ブドウ畑は旧東独の2生産地域を除いてフランス寄りの南西部に位置し、大半がライン川とその支流に広がっている。東部に位置する産地は大陸性気候の影響で夏は暑さと乾燥が、冬は寒さが厳しいが、南西部では海洋性気候の影響を受けて春から秋に雨が降るため、水はけの良い土壌や斜面が高品質なブドウ栽培の条件のひとつとなっている。主要な土壌は約4億年前に生成した粘板岩と、それから約2億年後に生成した雑色砂岩、貝殻石灰質、コイパーから成る三畳紀のトリアスである。前者は北西寄りのラインガウからアールにかけて分布し、リースリングとピノ・ノワール(=シュペートブルグンダー)に独特の個性を与えている。後者は南部のバーデンから東部のフランケンにかけて分布し、ピノ(=ブルグンダー)系の品種とジルヴァーナーやリースリングに優れたものが多い。

   

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