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Domaine Sylvain Pataille
 ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ 

ワイナリー名 Domaine Sylvain Pataille
ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ
創業年 2001年
         
国・地域 フランス ・ ブルゴーニュ
地区/村 シェノーヴ
代表者 Sylvain Pataille
シルヴァン・パタイユ
畑面積 15 ha
主要品種 シャルドネ (Chardonnay)
ピノ・ブラン(Pinot Blanc)
平均生産量 54,000本/年
生産者プロファイル

【ドメーヌについて】
 幼い頃からトラクターに乗ったり、セラーの中でバリックを転がして運ぶことを夢に描き続けてきたシルヴァン・パタイユは、その夢を現実とするためにボーヌの専門学校で醸造を専攻、その後、ボルドー大学で醸造学を学んだ。大学を首席で卒業し1997年から醸造コンサルタントを始め、1999年、ボーヌのキリアコスのラボに勤める傍ら、わずか1haの小さな畑ではあったが古樹の植わった畑を購入し独立。2001年にはラボを退職し、正式にドメーヌ・シルヴァン・パタイユを設立した。真のテロワールを表現するために熱心に醸造を勉強し、多様なドメーヌのメソッドや醸造哲学を調べ実験や試作を柔軟に行うなど、シルヴァンは努力を怠らない。こうしてゆっくりと着実にドメーヌを造り上げ、現在15haを所有し、ワイン造りに励んでいる。 

出会い:
 コート・ドールの北端、ディジョンの南わずか数kmに位置するマルサネ。とかく、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュの高質なものと比べられて、骨格や厚みが乏しく、評価されることが稀な地域。しかしながら、この地でも世代交代のさなかに、素晴らしい造り手が登場しました。まさに、「呉下の亜蒙にあらず」(三国志演義)で、旧容を一新しての登場です。温暖化に伴い、コート・ドール北端のこの地は、好ましい環境に変化していることもあり、一昔前のイメージをがらりと変えてしまうような、マルサネのご案内です。
 シルヴァン・パタイユは、シュノーヴ村に数代続くブドウ栽培の家に生まれました。小さな頃から祖父のそばに張りつき、畑で遊び、セラーで樽をころがすのが何より好きで、自然にワイン造りの道に入りました。しかし、自ら醸造・ビン詰をしたのは、シルヴァンの代になって初めてのことです。1997年から醸造コンサルタントを始め、1999年に1haに満たない大変古い畑(マルサネ・ルージュ・ラ・モンターニュ)を祖父から引き継ぎ、2001年にドメーヌ・シルヴァン・パタイユを興しました。醸造コンサルタントとしての才能は評価が高く、現在15ものドメーヌで、コンサルティングを行っていますが、自身のドメーヌの栽培面積は15haあります。ほとんどの畑は、賃借契約ですが、コンサルタントの仕事のおかげで、人脈に恵まれ、樹齢の高い恵まれた畑を契約しています。
  2008年からは一部ビオディナミで栽培を始め、野生酵母で発酵、清澄をせず、軽く濾過をしてビン詰をします。味わいの奥に温かさとエネルギーを感じさせ、ミネラルがしっかりと味わいを支え、緯度の高さからくる涼やかさがあります。派手で濃縮された技巧的なピノ・ノワール酒とは程遠くて、バランスがよく、美しい果実味を備えた繊細な味わいが身上です。亜硫酸の使用量も大変低いため、一口味わっただけで、自然派の考えで造られた完成度の高いワインであることがわかります。とりわけ、樹齢の高い最上のプロットから生まれる《ランセストラル》は、シルヴァンの腕の素晴らしさを感じとることができます。全梗で、2年に及ぶ醸造で造られ、マルサネよりはるかに格上のワインと、ブルゴーニュの専門家の間でもっぱらの評判です。良いコンディションを保ち、持ち味を存分に発揮できるように、注意深く扱えば、きっとブルゴーニュの新たな味わいが目の前に現れ、驚きに満ちた喜びを感じることができること、間違いありません。
 私は、このワインの到着を、毎日心待ちにしていました。通関が切れ次第、スタッフ一同で味わうことを楽しみにしています。だって、本当はピノ・ノワール酒が大好きなのに、なかなか、心に響く味わいに出会えなかったのですから。(合田泰子)

 【畑について】
栽培:ビオロジック(2007年~)、ビオディナミ(2008年~)
土壌:粘土石灰質 

【醸造について】
醗酵:全房、またはほぼ全房で醗酵
熟成:樽(バレル)、大樽(フーダー) マルサネの製樽会社を好む

  若く知的なシルヴァンは細部にまでとても敏感で丁寧であり、各キュヴェはそれぞれのキュヴェごとに分けて取扱い、非常に注意深くヴィンテッジ・コンディションを考察する。したがって、彼にとって一般論でワイン醸造を行うことは不可能である。

   
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