Domaine Morel
ドメーヌ・モレル
造り手: |
Valentin Morel ヴァランタン・モレル |
国・地域: |
Poligny フランス / ジュラ / ポリニー |
主要な使用品種: |
プルサール(Poulsard) サヴァニャン(Savagnin) シャルドネ (Chardonnay) ピノ・ノワール (Pinot Noir) |
ホームページ: | http://www.vinlespiedssurterre.fr/ |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
ドメーヌ・モレルについて
ストラスブールで法律家の道を歩んでいたヴァランタンだが、祖父以来の家業であるドメーヌへの想いがつのり転身を決意。醸造学校もアルザスで通い、アルザス滞在中に知り合ったヴァンサン・マリーに誘われ、パトリック・メイエ、ブリューノ・シュレール、ピエール・フリックらのドメーヌ訪問を続ける中で、ヴァン・ナチュールへと引き込まれて行った。ドメーヌ自体は1985年創業で、全5.5haのドメーヌは父の代の1999年に除草剤を廃止。2014年にヴァランタンが当主となってすぐビオディナミを開始し、ビオロジックの認証を取得。同時に福岡正信の不耕起栽培の思想からも大きな影響を受けたという。将来的には肥料も全て自作することも計画中。発酵および熟成には30hlの古樽も併用。一部のキュヴェは亜硫酸無添加。一部のワインの熟成には、17世紀に建てられた石造りの倉庫も使用する。そうして生まれるピノ・ノワール、サヴァニャン、プルサールなどのワインは、(当主の若さに反し)果実味とミネラルの純粋度と澄明感をたたえ、ジュラの土地の偉大な潜在力を人々に強く印象づける力を持っている。
ジュラについて
ブルゴーニュのボーヌから約100kmほど東に位置し、スイス国境にも近いアルボワの街を中心に、南北約50kmに渡って広がる産地。ジュラとはケルト語で森を意味し、地質時代のジュラ紀(1億9960万年前~1億4550万年前)の語源でもある。しかしブルゴーニュのコート・ドールの地質構造が、中部および上部ジュラ紀石灰岩と泥灰質石灰岩から成るのに対し、ジュラは主に三畳紀および下部ジュラ紀リアス統の粘土質岩が中心で、ブルゴーニュとは異なる。ブドウはブルゴーニュ品種も栽培されるが、興味深いのは在来品種のサヴァニャン、香り高い赤を生むプルサール、強健なトルソーなど。またこの地方はヴァン・ジョーヌ(黄色ワイン)の産地としても高名。サヴァニャンを6年以上樽で寝かせ、酸膜酵母とともに熟成させたこのワインは、サヴォワ各地で造られるが、ACシャトー・シャロンは、ヴァン・ジョーヌのみの呼称となる。ワイン醸造の近代化に貢献した細菌学者パストゥールも、この地方の生まれ。