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DIAS Organic Beekeeping
ディアス・オーガニック・ビーキーピング

造り手: Athanasios Athanasakis
アタナシオス・アタナサキス
国・地域: Argostoli
ギリシャ / ケファロニア島 / アルゴストリ
主要な使用品種: タイム
ホームページ: https://www.facebook.com/BeeTours.Kefalonia
ワイナリー詳細: ダウンロード(PDF)
取扱いワイン詳細: 準備中
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ディアス・オーガニック・ビーキーピングについて

ディアスは家族経営の養蜂場で、1988年から養蜂に取り組んできた。ケファロニア島に生息する固有種のタイムを主に、モミノキ、ヒース、ストロベリー・トリー(ツツジ科アルゴトゥス属。赤い実をつける)などの茂みを移動して、ミツバチを“遊牧”させている。ハチミツとその副産物(ロイヤルゼリー、プロポリス、医薬品など)の生産量はごく少量なので、主に個人顧客と友人にだけ案内をし、豊富に採れた時だけセレクトショップなどで販売。1995年からはミツバチの天敵の害虫に対しても殺虫剤を使用せず、熱を利用したシステムを用い、2002年にはオーガニック認証も取得した。
同じケファロニア島でワインを造るドメーヌ・スクラヴァスのヴラディスとも親交が深く、ラシーヌがディアスのことを知れたのも、ヴラディスが紹介をしてくれたことで、取引が可能になった。気候変動により、ミツバチ達の行動も以前とは違っているようで、生産量は以前のよう多くはない。しかし無理な増産はせず品質を重視し、近年は国際的な品評会でも、同社のハチミツは高く評価されている。

ケファロニア島について

多くの島々の点在する、ギリシャ西岸のイオニア海の中でもケファロニア島はそのワインの質において際立って、名を知られている。イタリア、プーリア州から、250kmほど南東の奄美大島より少し大きいほど。山岳地帯が多く、最高地点のイノス山山頂は1600m以上もある。平地は沿岸部のみで、中には切り立つ崖の下は海という地形も珍しくない。 沿岸部は、粘土の層が厚く、その下に石灰質の層が広がるが、標高300mを超えると、石灰質の層がむき出しになるとこも見受けられる。この島の固有品種である、ロボラはその真っ白な石灰岩を多く含む急斜面の土壌でしか生息できないとされ、今でも多くの樹が自根で植えられている。ワインの味わいは力強く、黄色い色調と、鉱物感が特徴的。ギリシャの中でも西の端の方に位置するため、歴史的にはオスマン朝よりもヴェネツィア共和国の支配下に長らくあった。彼らはケファロニア島のロボラを飲むや“Vino di Sasso!(石のワインだ!)”と声を上げたそうだ。

ギリシャについて

15世紀から数百年続いた、ギリシャのオスマン帝国による支配は、ギリシャのブドウ栽培とワイン造りを衰退させた。20世紀に入ってもその状況はすぐには変わらず、キリスト教徒はワイン造りを禁じられてはいなかったが、トルコの支配者にとっては、増税手段の一つでしかなかった。 1937年にワインの品質向上を目的とした《アテネ・ブドウ研究所》が創設されたが、ほとんどのワインがバルクワインとして販売されてきた。1970年代になって近代醸造設備と、教育を受けたギリシャ人の醸造技術者によるワイナリーから高品質のワインが生まれるようになっていく。 前述のとおり長期間の技術的空白はあるが、ギリシャにはそれを補って余りある可能性が眠っている。数々の島々を初めとする、固有のミクロクリマと、テロワール。またギリシャ本土北部やバルカン半島南部では、その風景は一変する。そしてそれらの地域に順応した300種を超えるとされるブドウ品種からは、ユニークな個性を持ったワインが生まれる。

   
 

取扱いワイン

DIAS Organic Thyme Honey
ディアス・オーガニック・タイム・ハニー

       
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