Aslanian Rawlins
アスラニアン・ローリンズ
造り手: |
Maral & Aaron Aslanian-Rawlins マラル&アーロン・アスラニアン=ローリンズ |
国・地域: |
Vayots Dzor / Aghavnadzor アルメニア / ヴァヨツ・ゾル / アガヴナゾル |
主要な使用品種: |
カッハ・カラジ(Khach Kharji) カトゥン・カラジ(Khatun Kharji) セヴ・アレニ(Sev Areni) |
ホームページ: | なし |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
アスラニアン・ローリンズについて
アスラニアン・ローリンズはアルメニア人のマラルと、アメリカ出身のアーロンのカップルがアルメニア南部、トルコとの北東国境付近で始めたワイナリーです。アメリカにいた頃はワイン造りには全くかかわっていませんでしたが、料理人として働くうちに次第にワインの世界へと惹かれるようになり、ワイン醸造を学ぶためにジョージアへと渡ります。そしてジョージアのカヘティ地方のニカ・バヒアの元で数年の研修の後、アルメニアへと移住し2016年に彼の最初のワインを造ることになりました。
ラシーヌとアーロンとの出会いは、2018年、日本でのことでした。当時都内のレストランでシェフとして働いていたスウェーデン人出身のスヴァンテが、彼の友人であるアーロンが日本に遊びに来た時に引き合わせてくれたのでした。
アルメニアについて
ジョージア、アゼルバイジャンとともに黒海とカスピ海の間の、コーカサス三国の一角をなすアルメニアは、ワイン生産が最初期に行われていた証拠も出土している。標高500m~1500mの南部のエリアにブドウ畑は集中し、寒暖差が非常に大きい乾燥した大陸性気候である。 地理的にもヨーロッパとアジアを繋ぐ位置にあり、歴史、地理、宗教、政治的に多くの文化が出会う場所であっただけに、ワイン造りが妨げられたり、抑制されたりした時期もあり、栽培されるブドウの用途もその度に影響を受けている。近代では栽培されたブドウの多くはブランデー用に蒸留され、ロシアがその一大消費地となっている。 ワイン生産地として再認識されるには時間がかかるだろうが、その500種類を超える豊富な土着品種(内、主に栽培されているのは30種)に目を向け、ワインにしろブランデーにしろ、アルメニアの地域性を重視した製品造りが始まりつつある。