*

Akra Chryssos
アクラ・フリソス

造り手: Akra Chryssos
アクラ・フリソス
国・地域: Pyrgos
ギリシャ / サントリーニ島 / ピルゴス
主要な使用品種: アシルティコ(Assyrtico)
アイダニ(Aidani)
マンディラリア(Mandelaria)
アティリ(Athiri)
ホームページ: https://www.instagram.com/akra_chryssos/
ワイナリー詳細: ダウンロード(PDF)
取扱いワイン詳細: ダウンロード(PDF)
AkraChryssos_1
AkraChryssos_2
AkraChryssos_7
AkraChryssos_3
AkraChryssos_4
AkraChryssos_6
AkraChryssos_8
AkraChryssos_9
AkraChryssos_10
AkraChryssos_5
previous arrow
next arrow
AkraChryssos_1
AkraChryssos_2
AkraChryssos_7
AkraChryssos_3
AkraChryssos_4
AkraChryssos_6
AkraChryssos_8
AkraChryssos_9
AkraChryssos_10
AkraChryssos_5
previous arrow
next arrow

アクラ・フリソスについて

 フリソス家はピルゴス村とメガロホリ村に20haの畑を持ち、その内4haから自社ワインを生産している。4代目のスピリドン・フリソス(愛称スピロス)が家業のブドウ農家を引き継ぎ、2015年から少量ずつワインを造る。サントリーニの畑の所有は非常に細分化されており、栽培家たちは1ha以下の畑しか持っていないことが多いが、フリソス家は島内の様々な地域(カマリ、アクロティリ、フィラ、メガロホリ、ピルゴスなど)に畑を合計20ha所有している大地主と言える。ハツィダキス・ワイナリーのキュヴェ・ルーロスにブドウを供給していた時期もあったこともあり2015年、2016年とハツィダキス・ワイナリーで働いていた。ハリディモスから醸造について学ぶと同時に、ハリディモスの力を借りながらスピロス自身の2015年VTと2016年VTのワインを醸造した。ハリディモスは惜しみなく彼の知識と経験を伝えてくれ、いつでも手助けをしてくれた、とスピロスは振り返る。醸造学校へは行っていないが、他の醸造家たちの助けを借りながら、先祖から受け継いだ文化的遺産、特に樹齢200年を超えるプレフィロキセラのブドウ樹に光を当て、価値を認識してもらうべく、ワイン造りをしている。2017年からはアルテミス・カラモレゴスのセラーを間借りして醸造している。 
 ワイナリー名のAkraとは英語ではEdgeを意味し、サントリーニでは特にカルデラの崖のことを意味する。従来のサントリーニのワインよりもより攻めたものを造りたいという思いを込めた。

サントリーニ島について

エーゲ海、白と青に彩られた村が、多くの観光客をひきつけるサントリーニ島。しかし現在の島の形を作り上げた、3800年前の大噴火は島に40mもの火山灰をつもらせ、景色を灰色にしてしまった。自然環境は厳しく、火山質土壌そのもので灰色の火山灰と、赤黒い火山岩がゴロゴロと転がっている。最高標高地点は367mと高くはないが、一日中海風が吹きすさいでいる。サントリーニ島一番背の高い植物はオレガノだ、と言われているほど、農業には厳しい環境だが、この環境でも育った農産物はトマト、玉ねぎ、豆・芋類、オリーブなど、どれも個性的な味わいで、特別な商品としてギリシャ国内でも取引されている。ワイン造りに置いてもその稀有な環境は、特別で、火山灰のおかげで、フィロキセラ禍を免れた100年を優に超える古樹。アシリティコを初めとする、アティリ、アイダニ、マンディラリアなどの固有の品種からは、高いアルコール度数と、強烈なアロマを備えたワインが出来上がる。

ギリシャについて

15世紀から数百年続いた、ギリシャのオスマン・トルコによる支配は、ギリシャのブドウ栽培とワイン造りを衰退させた。20世紀に入ってもその状況はすぐには変わらず、キリスト教徒はワイン造りを禁じられてはいなかったが、トルコの支配者にとっては、増税手段の一つでしかなかった。 1937年にワインの品質向上を目的とした《アテネ・ブドウ研究所》が創設されたが、ほとんどのワインがバルクワインとして販売されてきた。1970年代になって近代醸造設備と、教育を受けたギリシャ人の醸造技術者によるワイナリーから高品質のワインが生まれるようになっていった。 前述のとおり長期間の、技術的空白はあるが、ギリシャにはそれを補って余りある、可能性が眠っている。数々の島々を初めとする、固有のミクロクリマと、テロワール。またギリシャ北部、バルカン半島南部では、その風景は一変する。そしてそれらの地域に順応した300種を超えるブドウ品種からは、唯一無二の個性を持ったワインが生まれる。

   
 

取扱いワイン

Santorini
サントリーニ 

       
PAGE TOP ↑