Domaine de La Combe aux Rêves
ドメーヌ・ド・ラ・コンブ・オ・レーヴ
造り手: |
Grégoire Perron グレゴワール・ペロン |
国・地域: |
Journans フランス / サヴォワ / ジュルナン |
主要な使用品種: |
プルサール(Poulsard) ジャケール(Jacquere) アルテス(Altesse) ピノ・ノワール (Pinot Noir) |
ホームページ: | なし |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
ドメーヌ・ド・ラ・コンブ・オ・レーヴについて
樹齢100年を越えるプルサールの古木が、薄い表土で岩だらけの急斜面に残る0.4haの区画。“夢見る谷(=コンブ・オ・レーヴ)”と当主グレゴワール・ペロンはこの谷をそう呼ぶ。2010年ドメーヌを立ち上げる前に、ジュラ自然派の名手ジャン・フランソワ・ガヌヴァで3年の研修後、ブルゴーニュ、アメリカ、ニュージーランドなどでも十全に醸造家としての経験を積んできた。彼の畑の大半は混植されており、、混植・混醸によるワインの表情の豊かさの追求でも、注目すべき存在である。畑は全部で2.2haで冬には畑の中に家畜(主に羊)も放牧している。
買いブドウのワインには“大樽を運ぶトラック”が、自社畑のブドウ由来のワインには“羽の生えた牛”が、王冠にあしらわれている。いずれの素性のブドウであっても、そのブドウの地域の味わいに加えて、アルプス麓の寒く澄んだ空気を感じさせる、透明感のある味わいのワイン。
サヴォワについて
スイス、イタリアと国境を接し、ヨーロッパ最高峰のモン・ブラン(標高4,810m)を擁する、オート・サヴォワ県の周辺に広がる産地。ワインは約7割近くが白である。特徴的なのは石灰岩土壌と豊富な固有品種。収量を制限すればスパイシーな赤ワインとなるモンドゥーズ、エトゥレール(Étraire)、白ブドウのアルテス(=ルーセット)、ジャケール、グランジェ(Gringet)などがその個性を開花させる。特にアルテス(「殿下」という意味に、地元のこのブドウへの敬意がにじむ)は、ジャンシス・ロビンソン曰く「エキゾチックな香りと、十分な酸を持ち長熟に耐える、(中略)この地方で最もエキサイティングな白ワインを生む」品種。また、このブドウは、キプロス原産でローヌのルーサンヌと同一であるという学説もあり、未だ論争が続いている。シャルドネ、ガメイ、ピノ・ノワールもトップ生産者の手にかかると目覚ましい表現力を発揮、見逃せない。