Jules Métras
ジュール・メトラ
造り手: |
Jules Métras ジュール・メトラ |
国・地域: |
Chirouble フランス / ボジョレ / シルーブル |
主要な使用品種: |
ガメ (Gamay) |
ホームページ: | なし |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
ジュール・メトラについて
イヴォン・メトラの長男。ボーヌの醸造学校に通いながら、2008年このかた南仏の雄、ル・マゼル、チリのルイ・アントワーヌ・リュイット、ニュージーランドでビオディナミを行うリッポン・ヴィンヤードなどで経験を積む。自身の名での初ヴィンテージは2014年。耕作する2haのうち約半分、ボジョレ・ヴィラージュ・ビジュの区画は、故ジュール・ショヴェが所有していた畑で、1970年植樹の古木のみ。別途、クリュ・ボジョレの中で最も標高が高く繊細なワインを生むとされるシルーブルにも1haを耕作する。ともに、フルーリーにある父の醸造所から5km以内の至近距離にあり、栽培は全て実質的なビオロジック(認証なし)。父のイヴォンいわく「ジュールのほうが私よりヴァン・ナチュールに関心が強い」とのこと。現在、ビオディナミ導入も意欲的に検討している。年産平均約3,800本。
ボジョレについて
マコンのすぐ南からリヨンまで約50km間の細長い丘陵地帯に広がる生産地。ガメイによる、一般的には新鮮でフルーティ、かつ軽やかな赤が多い。土壌は南部の粘土がちな平地と、北部の標高450m前後に達する花崗岩の丘陵に大きく分かれる。特に北部のサンタムールからブルイイにかけて広がる10村が認定された<クリュ・ボジョレワイン>と、その周縁の<ボジョレ・ヴィラージュ>は、最上の年には花崗岩とガメイとの相性を見事に表現する濃密な味わい。特に卓越した醸造家によるクリュ・ボジョレは、強烈な風味が熟成するまで数年を要し、頭のくらくらする芳醇なものもある。またこの地はフランスで最も早く亜硫酸無添加でのワイン造りを志したジュール・ショヴェと、その教え子として1980年代初頭からヴァン・ナチュレルを手がけた偉大な先駆者、マルセル・ラピエールの本拠地として、畏敬される土地でもある。