Mazière
マズィエール
造り手: |
Fabrice Monnin ファブリス・モナン |
国・地域: |
Padern フランス / ラングドック / パデルヌ |
主要な使用品種: |
マカブー(Macabeu) カリニャン(Carignan) グルナッシュ(Grenache) シラー(Syrah) |
ホームページ: | https://www.vin-maziere.fr/ |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
マズィエールについて
ファブリス・モナンの名は、生産者としてではなくカヴィストとして知っている人の方が多いかもしれない。パリのワインバーで働いたのちに、2001年に故郷のブザンソンに開いたレ・ザンザン・デュ・ヴァンにはフランス国内だけでなく各国のヴァン・ナチュールラヴァー達が通い詰めた。ファブリスはフランス中の生産者達の元に通い、情熱をもってヴァン・ナチュールをサーヴし続けてきた。彼が出会ってきた個性的な造り手たちがファブリスのワイン観に大きな影響を与えたことは疑いの余地はない。様々な出会いを経てコルビエールの人里離れた山中で、2013年にブグイユ家のワイナリー:マズィエールを引き継ぎ自身のワインを造り始める。
ラングドックについて
ローヌ的な色合いを持つ東部から、西部のより高地の畑にいくにつれ、ワインの構造がボルドーに近づく。西部ラングドックの主要AOCは、都会的で洗練されたミネルヴォア、山と谷が入り乱れる丘陵が野性味強く濃厚でタフなワインを生むコルビエール、良質な発泡酒を生むリムーなど。また東部では、標高600mを越える山岳地帯にラングドックの際立った名声の一角を築いたサン・シニアン、それ以上の標高の地もありほぼ全域に片岩を含む痩せた土地のフォージェールなど。膨大な生産量のうち80%が赤で、中心はカリニャン。近年はグルナッシュ、サンソー、シラーが増えつつある。白ワインも洗練の度を高めつつあり、グルナッシュ・ブラン、クレレット、ルーサンヌ、ピクプールなどの興味深いブレンドがある。これらのAOCとブドウ品種を使いこなす生産者は、当地が新世界との品質競争の場でもかなりの勝負ができる、また南フランスのエッセンスとも言うべきテロワールを反映した本格ワインを産出しうることも証明した。