ラシーヌ・オフィス便り vol.36

2012.07 担当:西

 


普段なかなか垣間見ることが出来ないラシーヌの活動ぶりをご紹介!


6月20日(東京):ラシーヌ主催:≪初夏の大試飲会2012≫ 開催!
年に1度の大試飲会。例年の秋開催から、今年は初の試みとして、『初夏の大試飲会2012』として開催。約400名のお客様にご来場いただきました。本当にありがとうございました!
今年は《量より質》!新規取扱のオーストリア/ドイツワインを始めとした『新規取扱ワイン』
と、定番ワインの中から厳選した『実力のあるワイン』を区別したなかで、87種類のワインをご紹介し、ラシーヌのラインナップを、より深く感じ取っていただきました。

 

 特に、新規取扱ワイン・ブース(写真左)では、ラシーヌが今年注力しているオーストリアとドイツワインはもちろん、初お披露目となったイタリアの新規取扱生産者が人気を博していました!これからの季節に大活躍が期待されるプロセッコ、華やかで軽やかなエキスが広がる白ワイン、濃密で豊かに伸びゆく余韻をもつ赤ワイン・・・どのキュヴェも味わい深く、あふれる個性を発揮していました。7~8月にかけて入荷予定ですので、どうぞお楽しみに!
ご来場いただきました皆様、今回ご紹介したワインの中から、定番ワインとは違う魅力や味わいや、ワインに込められた生産者の考え方など、何か新しい発見はありましたでしょうか。ラシーヌとしましては、今年の試飲会は大いに反省すべき点が多々ございました。終始、会場内は混雑しており、せっかくご来場いただいたにも関わらず、ゆっくりと試飲できる環境ではなく、申し訳ありませんでした。今後予定している大阪での大試飲会を始め、試飲会のあり方を今一度見つめ直そうと考えております。“一口飲み進めればワクワクし、その味わい深さに感動する“、そんなワインをご紹介しつづけていくためにも、よりよいカタチで、ラシーヌのラインナップを感じていただけるよう努めてまいります。

 

6月26日: ドイツワイン連続セミナー 第6弾 at ラシーヌ・1階試飲ルーム (四ツ谷)
2012年1月より始まったドイツワインのワークショップも、ついに最終回!第6弾の最終回は、≪ドイツワインの自主的な格付け(VDP)の評価と検討≫。 ドイツワインの根源に迫る“格付けと品質の関係性を紐解く”テーマとなりました。

  果汁糖度で格付けをするドイツワイン法とは別に、VDP(ファウデーペー ドイツ高品質ワイン醸造所連盟)が中心となり1990年代以降畑の格付けが行われてきました。またドイツワイン法でもEUのワイン市場改革に伴い、2012年産から地理的呼称付ワイン・原産地保護呼称付ワインがリリースされ、急斜面の葡萄栽培を制度的に支援しようという動きもみられます。~ご案内文より~

これまでのドイツワイン法では、過酷な労働条件が強いられる急斜面の畑でも、機械での労働が容易な畑でも、テロワールの特性を元にした格付けは存在していませんでした。その他にも施行された法により、高品質のワイン醸造に真摯に取り組む生産者は、労力に見合う対価が得られず、苦しい状況を強いられてきました。これが、ドイツに低品質な量産型のワインが多く存在する元凶でした。時代の変容と共に、法の改正に基づき、より国際的な高品質を追求し始めたドイツワインを、講義と試飲を通じて体感した最終回のセミナー。5月以降入荷しているドイツワインを始め、今後のドイツワインの更なる変化に大いに期待したいところです。

 

さて。みなさんと一緒に進めてきた連続ワークショップ、いかがでしたでしょうか。ラシーヌ・スタッフとしても、回を重ねるごとに、 ドイツワインにおける現状と、その可能性を知ることができる貴重な機会となりました。今後も、様々なテーマをもとにしたワークショップを開催する予定です! 次回のご案内を、どうぞお楽しみに。

 

6月 14、15、18、19、22、26、27日:デバン立会い
ラシーヌでは新着ワインの管理/到着/納品状況を確認するため、倉庫でのデバンに必ず仕入れ担当者が毎回立ち会っています。

 

 

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