ラシーヌ・オフィス便り vol.24

2011.6   担当:西


普段なかなか垣間見ることが出来ないラシーヌの活動ぶりをご紹介!
イヴェントのお知らせ
生産者の「日本のために支援がしたい!」という気持ちをカタチにしたチャリティー・イヴェントが行われます。
みなさまのご参加、心よりお待ちしております。(※詳細は、別途添付の“WINE for CHARITY_ご案内文.doc”をご確認ください。)
<WINE for CHARITY  ―自然派ワインは日本を支援します― >
主催者:世界各国の自然派ワインの各生産者
日 程:2011年7月10日(日) 11~17時 
会 場:工学院大学(〒163-8677東京都新宿区西新宿1-24-2) 
http://www.kogakuin.ac.jp/map/shinjuku/

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≪アルザス&ローヌワイン試飲商談会≫ SOPEXA主催
5月23日: at 東京・高輪 (グランドプリンスホテル高輪)
25日: at 大阪・梅田 (ホテル阪急インターナショナル)
アルザス白ワインをはじめ、ラシーヌからは8種類のワインを出展。
◆ピエール・フリック/ リースリング・ビール2008
年々、魅力ある味わいに驚かされるピエール・フリック。このキュヴェは、澄んだエキスを、芯のあるミネラルと酸が支え、美しい骨格を持っています。すっきりとした口当たりと余韻は、身体に染みわたります。
これから暑くなる季節に、お食事の最初の一杯に、ピッタリの一本!


 
5月12日:≪WINE TOKYO 2011≫ ㈱グローバル主催  at 東京・浜松町 (東京流通センター(TRC))
今年も、【WINE TOKYO】の季節がやってきました!ラシーヌのスタンダード・ キュヴェを<24種類>ご用意。お待たせしていた新着ワインや、初夏に向けてすっきりとさわやかな白ワインなどをご紹介。例年に比べ、参加インポーター数や来場者数が減少したものの、それでも、ラシーヌ・ブースには、多くのお客様がご来場くださいました。ありがとうございました!

5月10、17、20日:デバン立会い
ラシーヌでは、新着ワインの管理/到着/納品状況を確認するため、 倉庫でのデバンに、仕入れ担当者が毎回立ち会っています。


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※去年訪問させてもらった生産者を、不定期でご紹介していきます。

生産者訪問記 vol.3 ~ドメーヌ・ランドロン~ (西 美雪・記)
これからの季節に、ますます人気が出るドメーヌ・ランドロンの各キュヴェ。 ドメーヌは、ロワール地方・ナント地区にあり、ビオロジック栽培を用いながら、 きりっした酸とミネラルがあり、端正でまっすぐな味わいのワインを造り出している。 ドメーヌ・ランドロンは、1945年頃、3haの土地を開墾し、ブドウ栽培家としてスタート。 造り手:ジョゼフ・ランドロンは、12歳の頃から父親と共に畑仕事を始める。
今では46haの畑を、兄弟のベルナールと共に、2つの異なったドメーヌを共同運営している。 (シャトー・ド・ラ・カリズィエール と ドメーヌ・ド・ラ・ルーヴェトリー)


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訪問当日、ナント→トゥールへの移動があり、 訪問時間は、たったの1時間半。限られた時間の中で、 ワイン造りに対する想いを聞きながら、ワイナリーを見学させてもらう。

ナント駅から車で30分。広大なブドウ畑の中に、巨大な醸造施設。
この日は、ちょうど瓶詰め作業中。もくもくと作業している中でも、 「ボンジュール」と笑顔で挨拶してくれたことに、つい嬉しくなる。


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ワイナリーに入ると、すぐ巨大な倉庫がありワインが積み重なっていた。
その横には、数多くのステンレスタンクと、地下深くまで続く地下タンクが並ぶ。その奥に、設立中の試飲ルームがあり、テイスティングへ。そこでは、 近年のランドロンのワインについて話してくれた。
2007年:病気もあったが、とても果実味にあふれ、 味わいに集中力のある良質のワインができた。
2008年:4月にまだ地面が凍っており、非常に難しい年だった。 2009年:天候に恵まれ、ミネラルと果実味に溢れた、 非常にいいワインが出来た、すばらしい年。


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今回テイスティングさせてもらったキュヴェは、 いずれも、ミネラルとエキスに溢れ、特にしっかりとした酸味がワインの骨格を保ち、 澄んだ味わいをより引き立たせていた。

そして、いよいよ畑へ。一番先に案内してくれたのは、アンフィボリットの畑。 アンフィボリットとは、角閃石の意味。畑にごろごろ角閃石が転がり、 地中にも多く埋まっているとか。



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「この畑では、この角閃石から多くのミネラルが得られる。
石1つだとしても、非常に重要な役割を果している。
ワイン造りは、土壌の個性を活かすことが大切。
土壌を大切に想い、チームを組んで、毎日畑に出て、 丁寧に仕事をすること。それだけなんだよ。」

他の畑には、種類の違った石や小石がある。こうした風景を目の当たりに すると、先程テイスティングしたキュヴェごとの味わいの違いが蘇り、 その違いがテロワールから来ていることを実感させられる。

非常に慌しい訪問で、じっくりと話す時間はなかったものの、 ジョゼフ・ランドロンの畑を見つめる凛としたまなざしや、言葉少なに語る 彼の姿勢からは、テロワールを大切に想い、自然の流れに沿ってワインを造っているという仕事に誇りを持っていることが強く感じられた。


 

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