『ラシーヌ便り』no. 18

2007.1  合田泰子

 新年おめでとうございます。旧年中はご厚情にあずかりまして、有難うございました。
 おかげさまで、㈱ラシーヌは、今年創立5年目を迎えます。創業の時を支えてくれた造り手たちと、わずかな品揃えでのスタートを応援していただいたお客様への感謝の気持ちをともに忘れず、価格とクオリティのバランスを常に考え、商品の見直しと新世代の造り手の開発を続けてまいります。

 昨年暮れ、当社に新人が3名加わりました。齋藤真由美《10月入社:営業アシスタント》、大澤祐子《11月入社:貿易実務とシステム開発》および荒槙大《12月入社:情報発信と営業サポート》です。各人とも、ワインという新しい分野に取り組んでおりますので、温かくかつ厳しいご指導をたまわりますよう、お願いいたします。
 増員と社員の異動に伴って、社内組織と担当の模様替えをする予定ですが、ラシーヌの歩みは今後とも微塵も変わることはありません。むしろ、初心に帰って、 造り手とお客様の期待と信頼にお応えできるよう努めながら本来のラシーヌらしいワインビジネスのあり方を模索しつつ、お客様とともにワインの世界を深めていきたいと念じております。

 さて、昨年を振り返りますと、エリオ・アルターレがパオロ・フェッレーガラとともに造る「チンクエテッレBF」に出会えたことは、驚きとともに大きな喜びでした。到着直後の11月にテイスティングしたときは、サンプルを初めて味わったときの高雅な味わいとはほど遠く、どれくらい待たなければいけないかと心配しましたが、その後順調に旅疲れから恢復し、そろそろ真価があれわれてきました。香りにはまだわずかな還元香がありますが、味わいは間違いなく美しいハーモニーを奏で、エキスに閉じ込められた果実味がワインの味わいにまとまってきています。是非、お試しください。
 また、ガイヤーホフ、ニコラ・マイヤール、ブノワ・タルラン、オーレリアン・ヴェルデという、腕利きの生産者たちが新たにラシーヌの陣容に加わり、おかげさまでご好評をいただきました。レコルタン・マニピュランのライナップ充実に加えて、ブルゴーニュ/ニュイのワインが勢ぞろいしたことは、大きな収穫でした。今年は2005年ヴィンテッジがリリースされますが、今から楽しみにしています。

ところで、2007年度もまた、造り手の来日予定が目白押しです。 
3月 ブルーノ・シュレール(2007年10月追記:来日延期)、イル・パラッツィーノ(アンナ・ズデルチ)、アルターレ(エリオ・アルターレ)
8月末 ティエリー・ピュズラ
10月中旬 ジェローム・プレヴォー
11月 「ラ・ルネッサンス・デ・アペラシオン」グループ(マルク・アンジェリなど)

 

なお、現在ホーム・ページを作成準備中です。情報の充実と発信に向けて、一層努力してまいります。
今後とも、倍旧のご理解と支持を賜りますよう、お願い申し上げます

合田 泰子

▲ページのトップへ

トップ > ライブラリー > 合田泰子のラシーヌ便りno 18