Monte di Grazia
モンテ・ディ・グラツィア
造り手: |
Alfonso Alpino アルフォンソ・アルピーノ |
国・地域: |
Costa d’Amalfi, Tramonti イタリア / カンパーニャ / コスタ・ダマルフィ / トラモンティ |
主要な使用品種: |
ティントーレ(Tintore) ピエディロッソ (Piedirosso) ペペッラ(Pepella) |
ホームページ: | なし |
ワイナリー詳細: | ダウンロード(PDF) |
取扱いワイン詳細: | ダウンロード(PDF) |
モンテ・ディ・グラツィアについて
州の沿岸部、リゾートとしても知られるアマルフィから10km弱ほど内陸に入った丘陵地で、カンパーニャの土着品種に特化するワイナリー。オーナーのアルフォンソ・アルピーノは、医師の傍ら1995年に2.7haの畑を購入。2004年からビオロジック栽培と自社瓶詰めを開始した。樹齢100年以上の自根樹が多数残る畑は、棚仕立てが中心。品種は白はペペッラ、ジネストラ、ビアンカ・テッラ。赤は非常に濃厚な色調を生むティントーレ、繊細な酸と気品あるアロマを生むピエーディロッソを栽培する。畑は標高270~550mの間に散在。ゆえ、開花時期などミクロクリマの差が大きく「それらを混醸することで複雑な味のワインが生まれる」とアルフォンソ氏。生産ワインは全てIGTカンパーニャで、ビアンコはくっきりしたミネラルと、塩気を感じさせるフレッシュな味わい。ロッソは胡椒、シナモン、土、なめし革のニュアンスがあり、濃密さがありつつも、格調ある酸とミネラルによりキレの良い余韻が生まれている。
カンパーニャについて
南イタリアの中心州。州都は活火山ヴェスヴィウス山を臨むナポリ。このヴェスヴィウス山などがもたらした火山性土壌が古来より卓越したワインを育む要素とされた。特に古代ローマ人はファレルヌム、アッヴェリーノといったこの地のワインを讃えていた。1993年、南イタリアで最初のDOCGとなったワイン、タウラージも州内陸の急峻な山地、アッヴェリーノ県の産。同県は、際立って格調高い酸とミネラルを持つ二種の白のDOCG、フィアーノ・ディ・アッヴェリーノ、グレーコ・ディ・トゥーフォも産し、こちらも見逃せない。またこの州は、明快な個性を持つ固有品種のヴァリエーションでも注目すべき州。南イタリア・赤品種の王様格で、タウラージを生むアリアニコ以外にもビアンコレッラ(Biancolella)、ファランギーナ、ピエーディロッソ(Piedirosso)、パラグレッロ・ネーロ、グラニャーノなど。多彩で特徴的な品種への着眼と研究が進み、さらなる活況を州のワインに加えている。