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Geyerhof
 ガイヤーホフ 

ワイナリー名 Geyerhof
ガイヤーホフ
創業年
         
国・地域 ニーダーエスタライヒ ・ オーストリア
地区/村 クレムスタール
代表者 Ilse Maier
イルゼ・マイヤー
畑面積 19.5 ha
主要品種 グリューナー・ヴェルトリーナー(Grüner Veltliner)
リースリング (Riesling)
平均生産量 80,000本/年
生産者プロファイル

【ドメーヌについて】
 ガイヤーホフの醸造所は非常に古い歴史を持っている。醸造所が最初の文献に登場するのは1135年のこと、セラーはその頃に建設されたと見られる。16世紀以来、彼らは代々ドメーヌを営み、ワインを造ってきた。ワイン醸造と並行して、レンガ工場と、レンガやレンガの原料である粘土をドナウ河で運搬し、王室まで運ぶ為の船会社を経営していた。その為、家紋には船の絵が印されている。
 現当主のイルゼ・マイヤーは、1986年に両親からドメーヌを継いだ。彼女はウィーンの大学で有機農法と生態学を勉強した後、ドイツ、アルゼンチン、フランスのドメーヌで働いた経験を持つ。

 オーガニックなブドウ栽培は、品質向上をめざすもっとも新しい大いなる挑戦である。安全網なしで空中ブランコをするようなもので、詳細なノウハウと非常に繊細な感覚を要する。このプロセスは、ワインを商う者にとって非常に大きな負担であり、実際、精密で的確な作業が必要となる。徹底的に、そしてタイミングよく、必要とされる予防策と手段をすべて講じてきただろうか。小さな失敗でも、ブドウ栽培の過程では決定的な影響を与えかねず、手遅れになれば、救済策は存在しないのだ。
「過去15年間、私たちは専門的なノウハウの研究に取り組んできました。そのためにかなりの学習と勇気と忍耐が必要でした。」とイルゼ・マイヤーは振り返る。「高い品質のワインは、ブドウ畑にその基礎を置くので、 そういった経験はごく自然と私たちのワインの品質に現れてくるのです。」
 オーガニックなブドウ栽培は、単に化学的な添加物を控えるというだけではない。最も重要となる必要条件は、自然の法則を理解すること。自然の法則は不動のものである。それを理解し、共に生きることは過去数千年にわたって当然のこととされてきたものであって、自然と文明との間の絶え間ない均衡作業と言える。ブドウは、土によってだけでなく、太陽によっても成長し、光合成によってエネルギーを物質に変換できるのである。人が木を切り倒して燃やすと、太陽に由来する部分はエネルギーへと戻り、土壌に由来する部分は灰分(乾留エキス分)になって残る。太陽に由来するものがなんと多く、土に由来するものがなんと少ないことだろうか!

 また、セラーの中では、化学物質を使用せず、伝統的な方法で醸造を行っている。洗浄には井戸から汲み上げた水を使っており、醗酵が自然に終わる前までは一切酸化防止剤を添加せず、二酸化炭素やドライアイスも使用しない。ワインが空気に触れたとき、青々とした果実感よりもむしろ、完熟した果実感を長く感じるだろう。
 更にもっと重要なのは、畑での仕事だとイルゼは考えている。ドメーヌのあるオーバーフハは、古い山々が連なるボヘミアン丘陵と、ドナウ河に面した低地であるとトゥルナー平原の堺目という地理的に恵まれた場所に位置している。ワインは全て単一畑のブドウから作っているので、それぞれ異なる土壌の特徴が色濃く反映される。土壌こそが、その土地固有のワインを造る基本と考えているため、もし化学物質を加えてワインを造ったら、ワインは全て同じ味となるだろう。自然な栽培を心がけるほどに、ブドウは地中から養分を得ようと深くまで根をはらなければならない。それぞれの土壌がそれぞれ異なる養分を蓄えているので、それがそれぞれのワインに現れ、『テロワール』を感じることができるのだ。

【畑について】
栽培:ビオロジック
認証機関:オーストリア・ビオ・ギャランティー
土壌:黄土や砂、第3紀層の砂利など非常に多種多様な地質の土壌

【醸造について】
圧搾:空気圧式プレス
醗酵:ステンレスタンク(1,000~4,000L)
熟成:ステンレスタンク

   
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