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Domaine Le Clocher
 ドメーヌ・ル・クロシェ 

ワイナリー名 Domaine Le Clocher
ドメーヌ・ル・クロシェ
創業年 2010年
         
国・地域 フランス ・ ロワール
地区/村 サン・タンヌ
代表者 Brendan Tracey
ブレンダン・トラセー
畑面積 5.6 ha
主要品種 ソーヴィニョン・ブラン(Sauvignon Blanc)
ピノ・ドニス(Pineau 'dAunis)
ガメ (Gamay)
平均生産量 25,000本/年
生産者プロファイル

【ドメーヌについて】
 1954年アメリカ生まれの現役(?)パンク・ロッカーが、なんと2010年からロワールでワインを造っていた! 

アメリカ、ニュージャージー生まれ。アメリカ人の父とフランス人の母を持つブレンダン・トラセーは、もうひとつの母国語であるフランス語を学ぶために16才で渡仏。おばさんが住むロワールに渡る。ジャーナリストのおばから、フランス料理の文化やワインについて多くを学んだ。高校では文学と哲学を専攻、そしてソルボンヌ大学に入学。文学と映画評論を専攻する。卒業後は一旦アメリカに戻り、建築家のもとで働く傍ら、音楽活動に励んだ。当時結成したパンク・ロック・バンド「The Insults」は2枚のシングルをリリース、Dead KennediesやBlack Flagといったハードコア・パンク・バンドとコンサートを行なったほどだ。
 フランスに再び戻ったブレンダンは、当時開局の準備を進めていたブロワのラジオ局に勤務、プログラム・ディレクターとDJを兼任、最終的にはリポーター、プレゼンテーターとしても活躍。ラジオ番組の一環で90年代半ばに行なったヴァン・ナチュールのリポートでロビノー、オジェ、ポテール、ピュズラ、シモヌッティといった多くの造り手と出会い、交流を持つようになる。特にティエリー・ピュズラとは深い親交を結び、フランスに戻ってからも続けた音楽を通じてパスカル・シモヌッティとはバンドを結成、いまも同じバンド仲間として好きなパンク・ロック・ミュージックを分かち合っている。
 27年間勤めたラジオ局ですべてをやりきったと感じ、そして「生き物」と仕事がしたいと強く思うようになった2008年のある日、ワインの道に進むことを決意する。局を辞め、まずはヴァンサン・ジローやシャトー・ガイヤールの畑で働いた。そしてアンボワーズの醸造専門学校に入学。研修先としてもちろんティエリー・ピュズラを選びヴァン・ナチュールを学ぶ。2009年7月に卒業、翌年2010年の8月からサン・タンヌで造るワインがファースト・ヴィンテッジとなる。
 たったひとつの醸造用樹脂タンクと、ティエリー・ピュズラから譲り受けた古い230Lサイズのバリックでスタート。有機栽培の古い樹齢(1960年代に植えられた樹)のブドウを購入し、醸造してビン詰め。造り始めた直後にエヴァ・ロビノーやシルヴィ・オジュローがインターネット上に彼の記事を掲載したこともあり、瞬く間に知られるようになり、今ではフランスで人気が出始めている若手のひとりである。 

【畑について】
栽培:ビオロジック、リュットレゾネ
認証機関:エコセール(区画によって例外はある)
土壌:粘土石灰質、シレックス 

【醸造について】
圧搾:水平式プレス
醗酵:ヴァスラン(220L)
熟成:木樽45ケ、樹脂タンク4ケ、琺瑯タンク3ケ

   
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