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Clemens Busch
 クレメンス・ブッシュ 

ワイナリー名 Clemens Busch
クレメンス・ブッシュ
創業年 1802年
         
国・地域 モーゼル ・ ドイツ
地区/村 ピュンダリッヒ
代表者 Clemens Busch
クレメンス・ブッシュ
畑面積 16 ha
主要品種 シュペートブルグンダー(Spätburgunder)
ミュラー・トゥルガウ (Müller-Thurgau)
リースリング (Riesling)
平均生産量 約100,000本/年
生産者プロファイル

【ドメーヌについて】
 数世代に渡り、ピュンダリッヒャー・マリーエンブルクの畑を所有し、ワイン造りを行ってきた蔵元。現当主のクレメンス・ブッシュ氏は1974年からワイン造りに携わり、1975年から醸造を任された。その当時、畑の面積は2ha。75年から除草剤の使用をやめ、化学合成肥料ではなく有機肥料を使用するなど、有機栽培へ転換していった。同志の醸造家8人で、『オイノス』(ギリシャ語でワインを意味する)というドイツで最初のビオの醸造家団体を結成した。この取り組みが、ドイツにおける有機農法指針をつくり、1986年にドイツ連邦有機農法葡萄栽培者連盟Bundesverband Ökologischer Weinbau、略称『エコヴァン』として、当時60の生産者による全国規模の団体が成立した。2006年から息子のフロリアンと共にビオディナミに本格的開始。現在、モーゼルはもとよりドイツでも最上のビオの生産者に数えられている。

 彼らの畑に対する考え方は以下の通りである。
 土壌とはそもそも何であるのか?それを味わうことはできるのか?このように考えてみた時、土壌や畑の傾斜、畑の向き、水分や腐葉土、そして畑におけるミクロ気候-それら自然が与える全ての要素が一体となってワインがもたらされると考えることができる。これらの影響はワインの質を決める重要な要素となり、そのワインに比類のない独自の味わいを与える。もちろん作り手は、その自然の及ぼす影響を前提に畑の手入れを行わなければならない。それぞれの区画から収穫されるブドウは、近くにある別の区画のブドウとは全く違う、その区画独自の味わいがする。その独自の味わいというのはまた、以下のような要素にも起因する-どのくらいの量のブドウを一本の木から収穫するか、ブドウの木に残しておく葉は十分か、土は柔らかいか、肥料は適切に与えられているかなどである。たくさんの要因がワインの味わいを決める決定要因となる。しかし確実に言えることは、畑に合った手入れをし、ブドウを栽培することによって、ワインはバランスのとれた独自の味わいとなり、飲み手はそれを楽しむことができるということである。

 手作業でブドウを選りすぐった後には、非常に優しく圧搾して、木樽の中で発酵させ、丁寧にビン詰をする。全て時間をかけて行い、ブドウの果汁やワインを傷めないように作業する。その際、清澄剤や発酵を促進する物質は使わず、ただ自然な手法だけを用いる。一番大切なのは、必要なだけ時間をかけること。培養酵母は使わずに野生酵母だけを使用。長年に渡る有機農法でブドウ畑には独自の酵母が生育している。亜硫酸の添加は必要最低限の量にとどめており、収穫時、マセレーション、マストの段階では亜硫酸を加えることはせず、澱引きしてからビン詰め前に加えるのみである。

【畑について】
栽培:ビオディナミ
認証機関:エコヴァン(ECOVIN)、 ドイツ高品質醸造所連盟(VDP)
土壌:粘板岩(赤色、青色、灰色)

【醸造について】
圧搾:空気圧式プレス
醗酵:フーダー、ジャーマン・オーク樽
熟成:フーダー

   
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